「ふくしま手ぬぐい」と私。

「さかな家のふくしま手ぬぐい」初回製造分が、全国各地に飛びだしていきました。
初めて手ぬぐいが染物屋さんから届いたとき、大きな段ボール箱に一杯詰められた手ぬぐいを見てかなりどきどきしました。
「これ、全部売れなかったらどうしよう」って。

幸いにも実家の母や友人、従姉妹が「私も売るから送って」といってくれて、10枚とか50枚とか送ったりもしました。
だけど、箱の中は「うわぁ、減ったなあ」と目に見えて変化するわけではありませんでした。
ツイッターやブログで手ぬぐいのことを紹介するようになってから、さまざまな方からご予約をいただきました。
手ぬぐいをお求め下さった方は、「福島の力になりたい」という方も「この手ぬぐいかわいいね」と言う方もいらっしゃいました。
それが嬉しかった。
私たちがこの手ぬぐいを作るきっかけはもちろん「何か力になりたい」というものでしたが、
製作の過程は完全に「大好きな手ぬぐいをオリジナルで作れるって楽しいね」と言う気持ちのほうが大きかったからです。
「手ぬぐい」としてみてくださって「ほしいな」と思ってくださったのがとても嬉しかったです。

また、さまざまな方からたくさんの「想い」を受け取りました。
ご注文くださった方の中には、普段から面識があった方(面識は無かったけど、ツイッター上などで会話をしたことがある人も含めて)からのご予約もありました。
が、驚いたのは面識が無い方からも大勢ご予約・ご注文をいただいたこと。
「通信販売」において、それはごく普通のことで驚くほうがおかしいのかもしれないけれど、小料理屋で「面と向かって」の仕事しかしたことのない私からすると、それはものすごい衝撃でした。
その上、「文字で思いが届く」ことが初めてだと言うこと、それにただの「通販」を超えた温かいものがたくさん添えられたメッセージだったからです。

私にとって「ふくしま手ぬぐい」は、ただの「手ぬぐいの通信販売」ではなくなってきました。
手ぬぐいを受け取って喜んでくださるお客様の顔を想像しながら発送作業をする時間。
お客様からの温かい気持ちを受け取った瞬間。
この時間が、何より私の「次への原動力」になりました。

ありがたいことに、初回製造分は通販分はすべて完売しています。
現在、追加製作をお願いしています。
また、多くの皆さんのもとへ飛び立ってくれますように。

「お客様からの声」をまとめました。
ごらんいただけると嬉しいです。

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