【10周年記念】天領酒造 お酒を楽しむ会 

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開店10周年記念イベント第1弾ということで、飛騨の酒蔵「天領酒造」さんから中本さんをお招きし「お酒を楽しむ会」を開きました。
当店のお客様の中から、特に天領酒造のお酒を気に入って下さっている方や日本酒を楽しんでいらっしゃるなという方を中心にご参加いただき、ずらりと並んだこちらのお酒+αを楽しみました。
お酒の説明は後程にするとして…

1184753_642645199094044_1448553572_n当日は、日中から準備に追われ、普段とは違う緊張感に包まれた店内。
というのも、当店にとっては10周年を記念するイベントだということに加え、初めての「日本酒の会」ということもあったからです。
この会をやりたいと中本さんに相談し、準備を進めてきたのですが、いざ当日となるとやはりドキドキするものですね。
中でも、今回当店初登場のワイングラスは、天領酒造に勤めるおかみの中学校の先輩に泣き付いてアドバイスをもらい(ああ、地元でよかったと思った瞬間)良いものを準備できました。
「日本酒をワイングラスで?」と思われるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、これが会の中で日本酒の魅力再発見の驚きにつながりました。

さかな家店主のあいさつに続き、中本さんによる「前半戦(勉強会)」がスタートしました。
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平成25年全国新酒鑑評会金賞受賞酒(大吟醸・山田錦)(一番上の写真中央)
わずか一口、二口分をワイングラスへ。
「え?これだけ?」と最初に思われたお客様は多いはず(笑)
10周年記念ということで、こちらで乾杯。
その後、ワイングラスだからこそ楽しめる豊かな香りに驚かれるお客様たち。

その後、前菜・お造りを楽しみつつ
純米吟醸 天領ひだほまれ(一番上の写真左から2番目)
特別純米酒 飛切り
を利き酒用の蛇の目のぐい飲みで。
中本さんがそれぞれのお酒を説明しつつ、一つずつの料理に合うお酒をご紹介。
飛切りはひやだけでなく燗もおいしいということで、40℃に温めたものを。
その後、温度が上がるとどのような変化があるかを試すために、50℃の燗を。
「え?ひやの時と全然違う!」「10℃上がるとここまで変わるんだ」とお客様。
40℃の燗が好きだという方、50℃まで上げて初めて「好きな酒」になるという方、もちろんひやが一番だというお客様。
一つのお酒で様々な楽しみ方ができる日本酒の底力を改めて実感しました。

純米吟醸天領原酒(一番上の写真一番左)
こっくりした味わいの「牛すじの八丁味噌煮込み」が出されると、中本さんがこちらで「遊び」はじめました。
純米吟醸天領原酒は当店で人気の「ひだほまれ天領純米吟醸」の原酒。
一般販売はほとんどしていないというお酒です。
「いつもはそんなにたくさん日本酒は飲めないんだけど」という女性のお客様にも、「これはすごい」と言わしめた一本でした。
また、いつもの「ひだほまれ天領」が一番好きだ!というお客様には、原酒の中に水(こちらもわざわざ送っていただいた酒蔵の仕込み水)をひとたらし。
いつもの、に近づいた味わいでお客様にお楽しみいただくという「秘技(笑)」も出てきて、皆さんを楽しませてくださいました。

それぞれに好きな飲み方や新しい飲み方を楽しまれつつの「勉強会」。

それぞれに好きな飲み方や新しい飲み方を楽しまれつつの「勉強会」。

大吟醸 天領ひだほまれ(一番上の写真左から3番目)
こちらは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013」で金賞を受賞したお酒。
こちらには久慈川の鮎の塩釜を。
最初に飲んだ新酒鑑評会金賞受賞酒とこちらは酒造りに使った米が違うというところから、味や香りを何度も確かめていらっしゃるお客様も。

 

 

そうそう。
こんなにたくさんいろんなお酒を飲んで、悪酔いしないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は先ほども少しご紹介したのですが、今回は天領酒造の仕込み水(酒蔵の井戸からくみ出してそのままボトルに詰めたもの)を、お酒よりもたくさん用意しました(笑)
一番上の写真右から2番目がそれ。
「和らぎ水」は、緩やかに酔わせてくれるという意味でも、舌をリセットして味覚を戻してから(飲み続け食べ続けると味覚が鈍るのだそう)お酒を飲んでいただいたのです。
和らぎ水用のグラスも用意しましたが、後半はそれぞれの酒を「どの飲み方が好きかな」と銘々に実験(笑)も始まり、ワイングラスや蛇の目のぐい飲みにお水を注いで洗っては飲まれていました。
非常に合理的(笑)

うすにごり天領(実は写真に載っていません)
こちらは中本さんの計らいでご用意してくださったもの。
こちらも市場には出回っていないお酒。
とっても貴重な経験ができました。

「山田錦」 大吟醸酒 吟
最後にお出しした揚げ物に合わせて。
このころにはお客様もかなり饒舌になっていらっしゃいましたが、「さっきのあのお酒と比べると、香りが…」とか「こっちのお酒の方が自分は好きだな」とか思い思いの感想を自由におっしゃっていました。

いったん中締め後「後半戦(懇親会)」へ。
中本さんにも席についていただき、皆さんと一緒にお酒を飲んでいただきました。
後半戦ではお酒のことだけでなく、飛騨の言葉のことやラベルの文字のことなど話がどんどん広がり楽しいひとときに。
天領どぶろく(一番上の写真一番右)
こちらはおまけのお酒。当店の冷蔵庫(湿度が保たれる冷蔵庫)で実験的に寝かせていたもの。

「どの酒が一番いい酒か、じゃないんだよなあ。どの酒が一番自分が好きか、なんだよ。
同じお酒でも、ひやが好きな人もいれば燗の好きな人もいる。そうやってそれぞれの好みがあっても、最後にはお互いに『うまいなあ』って笑いあえるのが日本酒の魅力だよな」
とはお客様からの感想。本当に実り多いひとときとなりました。

最後に。
料理に関してはいつも出しているものも織り交ぜながらお出ししました。
特別な料理ばかりだと、これから料理に合わせてお酒を選ぶ楽しみ方をされる際の参考になりにくいんじゃないか、むしろいつもの料理で幅広く楽しんでいただけたら…というさかな家店主の思い。
お出ししながら、お酒をお出しして…とやっていたので、肝心の料理の写真はゼロ(涙)
献立を記しておきます。

先付 菊花ときゅうりの二色押し 三杯酢
前菜 自家製しおから
もろこし豆腐
那須どり塩麹焼
さんま棒寿司
造り マグロ赤身 中トロ ひらめ
煮物 牛すじ八丁味噌煮込み
焼物 久慈川の鮎塩釜
揚物 めひかり唐揚
大葉天ぷら
アイコ天ぷら レモン

(後半戦)
寿司盛り込み
夏野菜炊き合わせ
お新香

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