仙台~松島~飯坂温泉の旅。 ③

ひとりごと
浴衣を着たり…温泉につかったり…

仙台1泊旅行のはずでスタートした我が家の旅行。
が、仙台に向かう道すがらさかな家店主が「もう1泊して帰ろう」と言い出しました。
曰く「せっかくだから、温泉でゆっくりしたくない?」と。
帰ってすぐに仕事モードに戻るのは大変じゃないかと思いつつも、なかなかないことだし、温泉で疲れをとるのも悪くないな…と急きょ予定を変更して「二泊2.5日」の旅行に。
せっかくだったら県内の温泉に泊まろうと、車中より飯坂温泉「天竜閣」さんに宿泊予約をしました。

松島でゆっくりした後宿へ。
「温泉」イコール「海のそば」か「人里離れた山奥」なんて勝手にイメージしていたせいでしょうか、福島飯坂インターから近いことにびっくり!
そんな話をしていたら仲居さんが「福島市街の人たちの中には日帰り温泉で利用する人もいる」と教えてくれました。
福島市民の皆さんがちょっぴりうらやましく思った次第。

温泉と言ったら卓球でしょう

温泉と言ったら卓球でしょう

畳が香るお部屋でゆっくりと過ごした後は、温泉三昧おいしいもの三昧。
浴衣で畳に寝っころがるのが、こんなに幸せだったとは!!と、温泉の風情を満喫してのんびりすることができました。

旅館内をあちこち移動しているとジャージ姿の男子高校生と何度もすれ違い、その度に気持ち良く「こんにちは(こんばんは)」とあいさつをしてもらいました。
確か宿に着いた時、表の歓迎看板に高校名が掲げてあったのを思い出し「今どきの高校生は、部活の合宿をこういう温泉宿でするのか」
と一瞬思ったのですが、そのすぐ後、大浴場の外通路に「○年生駐輪場」という張り紙がところどころに貼ってあったのを思い出しました。
実は、お世話になっていた天竜閣さんは富岡高校のサッカー部の寮として子どもたちとスタッフを受け入れていらっしゃるのだ、ということを知ったのは帰ってきてからでした。
失ったものを受け入れ、前進する富岡高校|コラム|サッカー|スポーツナビ
福島飯坂温泉『天竜閣』支配人 遠藤尋次
富岡町は震災直後から全町域が警戒区域となっていました。
先月末から年間被ばく線量に応じて3区域に再編され、一部立ち入りが緩和された区域もありますが現在も全町民が避難を強いられている町です。
ただ、挨拶をしてくれた高校生たちの姿を思い出した時「大変だな」「かわいそうだな」と思うよりも先に、「頑張ってるんだな」「これからサッカー見る時は応援するぞ」と思いました。

「飯坂はね、美味しいりんごが採れるんですよ」と、チェックインの際支配人さんが出してくださった地物のりんごジュースの美味しさと共に、彼らのさわやかな顔を、きっと忘れないと思います。

それにしても飯坂温泉はもっとゆっくりしたい場所でした。
また、家族で出かけたいなと思っています。

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