鍋島NewMoon と 満寿泉「純米吟醸」「貴醸酒」

ただ今お出ししている日本酒のご紹介。

鍋島 New Moon しぼりたて純米吟醸 中汲み無濾過生原酒
富久千代酒造(佐賀県)
原材料  米、米麹
使用米  雄山錦100%
精米歩合 50%
アルコール分 17度

昨年初めに入荷したのですが、当時はいろいろなお酒が一気にお店にやってきたのですぐには出せず、ようやくの登場です。
九州の日本酒、当店では鍋島が最初の取り扱いです。
「九州の酒は甘い」とは、辛口好みが多い当店のお客様のお言葉。
鍋島も甘さを感じるお酒です。でも、ベターっと甘くない。
たっぷりの甘味と旨味に続き、爽やかな酸味がジュワーッと口の隅々まで広がります。
新酒のフレッシュさとマッチしたおいしいお酒です。
ラベルがおしゃれで女性にも人気です。
ワインのラベルのような雰囲気ですが、これが一升瓶についているので結構インパクト大です。

<左>満寿泉 純米吟醸
桝田酒造店(富山県)
原材料  米、米麹、清酒
アルコール分 15度以上16度未満

<右>満寿泉 貴醸酒(500ml)
桝田酒造店(富山県)
原材料  米、米麹、清酒
アルコール分 15度以上16度未満

「満寿泉(ますいずみ)」も実は今回初登場。富山県のお酒です。
富山市内の酒蔵・・・飛騨からとっても近い(もしかすると岐阜市よりも近いかも)のに、実は富山のお酒ってなじみが薄いのです。
有名銘柄はいくつもあるんですけどね。
ということで調べてみました。
こちら、吟醸酒を早い段階で造り始めた酒蔵のひとつとして有名です。・・・だそうです(苦笑)。
手間のかかる大吟醸酒は当時(70年代後半)造られる酒蔵は少なく、特に大手の酒蔵は関心がなかったこともありとても希少でした。
その後、80年代に入ると吟醸酒ブームが起き、これが追い風となって満寿泉は吟醸蔵としての地位を固めたという。
今回仕入れたのは、純米吟醸と貴醸酒(きじょうしゅ)の2種類。
左の純米吟醸は、最高の酒造好適米である山田錦の旨みを最大限に引き出す為、米を磨きすぎず使われています。
たっぷりとした旨みとフルーティーで柔かい味わい、フルーティーな香りが特徴です。
お料理を引き立ててくれる美味しいお酒。

右、画像がかなり見づらいのですが透明な瓶に黄金色のお酒が詰められている「貴醸酒」。
これ、なんと仕込み水の代わりに清酒をつかったという、大変に贅沢な造り方をしたお酒。
瓶にかかる木札、原材料が見えるかな?
ちゃんと「清酒」と記載されています。
その味わいは、芳醇な甘い香りのトロリとした口当たり。
蜂蜜の様な濃密さがある高貴な味わいです。
濃厚な甘みではあるのですが、後口はすっきり。
イメージとしては、ドイツのアイスヴァインのような感じ。
飲み口もいいのでスイスイ飲めちゃいますが、ぐびぐび飲むお酒ではありません。

デザートの代わりに〆の一杯に。
蔵元情報によると、アイスクリームにかけて食べてもおいしいそう。
・・これ、やってみたいなあ。

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