茄子のシャーベット


中につぶつぶ茄子の種が見えるのわかるかな?

「まったり~村」の茄子でシャーベットを作ってみました。
先日、珈琲香坊さんでゲリラ販売をされた(そのときの様子は珈琲香坊さんのブログで紹介されています)帰りに当店にも寄ってもらい、購入しました。


シャーベットになる前の茄子「ローザビアンカ」

まったり~村さんは今年農法を大きく変えられた(炭素循環農法)そう。
で、「はじめは苗がまっ黄色になっちゃってどうしようかと思っていたんだけど、そこから急にぐんぐん伸びだして収穫できた」とのこと。
これまでも何度かまったり~産の野菜を食べたことがありますが、これまでとは野菜の雰囲気も違うように思えました。
早速いただいたナスを調理。
筒状に厚めの輪切りにして油で揚げ、さかな家店主の作った田楽味噌で。
いつもお客様に出しているのと変わらないくらい味噌をかけたのに、さかな家店主は「もっと少なくていい、味噌の味しかしない」。
次はいつも使っている半分くらいの量の味噌をかけて食べてみました。
うーん、おいしい!
特においしかったのが、パリッとあがった皮と、じんわりやわらかくて甘い実の間の部分。
魚だったら脂が乗る部分の味。
焼鮭の皮についた脂の部分が大好き、という方は多いと思いますが、まさにそんな感じ。
皮にくっついているわずかな実が、トロッとしていて独特の旨みがありました。
というわけで、シャーベットを作る前段階の時に茹でるか蒸すか焼くか迷った末、なるべくそのまま使えるようにとオーブンで焼きました。
今回は試作ということで、しょうがを入れたり自家製レモンシロップで甘みをつけたりいろいろ試行錯誤。
とりあえずこんな形になりました。正直、食べても「茄子」ってわかりません(笑)

今回のまったり~村さんに限らず、たとえばお友達の南風(ハイカジ)農園さん、いつもイチゴでお世話になっているそらの社さんなど、作っている人を知っているものを扱うときというのは、いつも以上に力が入るような気がします。
おいしい料理を作ろう、という気持ちはどんなときでも同じなのですが、作った人を知っているとその人たちの思いも料理に込めたいなとつい気合が入るのです。

いろいろな調味料を加えて美味しくすることはできるけど、そうして考えていくといかに引いて料理できるかと思います。
それが難しくもあり、楽しくもあり。

今回のシャーベット、娘に出してみました。
あまり好き嫌いのない娘ですが、時々急に思い出したように「○○は苦手(ちなみに我が家で「嫌い」は「ごちそうさま」の意味になるので使えません・苦笑)」といいます。
茄子もそんなリストに入っている野菜のひとつ。
黙って試食させてみましたが、やっぱりまったく気づかず。
なかなかいい手ごたえです(笑)

コメント

  1. ありがとう~~~。手間隙かかって変身した「ナスシャーベット」、早く食べに行きたい!でもなくなっちゃうかも!
    ちなみに写真のナスは正確には「ローザビアンカ」ではありません。
    うちではなるべく自分のところでとれた野菜の子孫を残してあげたいと思っていて、昨年育てた「ローザビアンカ」を種取りしたら、何者かと交配したらしく、色は「ローザビアンカ」、形はちょっと白ナスの「スノーウイー」に似ている。うれしくてまたその子孫を残そうと種取用に畑に大きいまま残しています。他にも原種返りしたのか、緑色の蛇みたいななすとか、薄い紫の長ナスなどいろいろ出来て、また種を残しているので来年が楽しみです!
    丁寧に料理してくださり、本当にありがとうございます。

  2. sakanaya より:

    **まったり~村Kさま
    ローザビアンカではないのですね?! まったり~村オリジナルナス!ってことですか(笑)

    自家採種っていうのかな?すばらしいことですよね。
    うちのプランターハーブも実は交配してしまったようで、若葉のころは間違いなくパクチーなのに育ってくるとディルみたいになります。・・・いいのか?

    いずれにしても、どうもありがとうございました。
    またお願いいたします~♪

タイトルとURLをコピーしました