【不定期更新】さかな家店主のひとりごと~園遊会編~ +α

先月末、定休日を挟んで3日間、お休みを頂戴しました。
さかな家店主の出張のため。行き先は…宮内庁。
園遊会にご招待されたみなさんへのおもてなしの軽食を作る料理人の一人として、働かせてもらえることになったからです。
さかな家店主が料理の世界に入ったきっかけを作って下さり、修行先の親方の兄貴分という方からお声をかけていただけのがそのきっかけ。
実は、さかな家を始めるより前にも1度お手伝いさせていただいたことがあったのですが、その時から「もう一度行きたいなあ」とさかな家店主はずっと言っていました。
今回その望みがかなうこととなり、お店を3日間お休みさせていただき、出かけてきました。
その後、大勢の方からそのことについてお声掛けいただいたり、いろいろお尋ねいただいたりするので、報告もかねて。
といいながら、さかな家店主は文章を書くのが大の苦手。
聞き伝えではありますが、当日さかな家店主が撮影した写真と共に、私(おかみ)がご報告。


「皇居」とか「宮内庁」とか、見慣れない聞きなれない言葉が次々とさかな家店主から飛び出してきます。
中に入るには厳重なチェックを通らなければいけないので、身分証明書が必要なのだそう(事前に申請がないと、身分証明書があっても入れないです。念のため)
絶対に遅刻できない、というのは、もちろん仕事に遅れられないという意味もありますが、今回一緒に働くことになった「親方の兄貴」さんを待たせることは絶対にあってはならないから。
さすが、昔気質の縦社会の中で修行しただけのことはあります(笑)

…と言いつつ。

「研修」も忘れません。

仕込の前日より東京入りしたさかな家店主。同じホテルに泊まる予定の「親方の兄貴」さんは当日の朝やってくるとあり、唯一の「気ままな夜」。
たまたま見つけた居酒屋は、なんと、飛騨の酒や料理を出している「飛騨居酒屋 蔵助」さんでした(笑)
さかな家店主「一人酒場放浪(と言いつつ、放浪はしていないけど・笑)記」です。


びっくりする偶然もありました。
会計のころにお店の方とお話しする機会があったそうなのですが、なんと「ついさっきまで中本さん、いらっしゃってたんですよ」とのこと。
中本さんとは、当店の開店周年記念イベント第1弾「天領酒造 お酒を楽しむ会」の際にわざわざ飛騨から駆け付けてくださった、天領酒造の中本さんです!
なんという偶然。なんというニアミス。
不思議な偶然に、驚いたりいろいろ感心したりの1日目だったようです。

2日目からは、仕込み。
さかな家店主のように外部からの手伝いの方が十数人、大膳課の方が数名。
一緒に仕込みをしているのが、自分の親方やそれ以上の方々が多く、さかな家店主も緊張したようです。
ただ、普段だったらなかなか出会うチャンスのない皆さんと、一緒に仕事をし話をし、更には仕事終わりに一緒にお酒を酌み交わせたのはものすごく良い経験になったそう。

そして当日。
大勢のお客様に最高級の備長炭(炭と炭とを打ち鳴らすとキーンキーンとよい音がしたと言ってました)で丁寧に焼かれた焼き鳥やジンギスカン。
そのほかの料理についても、諸先輩方からいろいろ教えていただき大変勉強になった、と言っていました。
多くの国会議員、三浦雄一郎さんなどもやってきて召し上がっていたとのこと。
園遊会6無事に園遊会の手伝いが終わりました。
今回は前日の仕込みから参加できたので色々と勉強になりました。また、他の調理師会の方々と話ができて、料理に対する取り組み方など参考にしたいと思いました。
今日の園遊会では、長島茂雄さんや三浦雄一郎さん、安倍総理大臣の姿を間近で拝見できてとても感動しました。でも、天皇陛下が見えた時は涙が出そうになりました。
普段の仕事とは全く違うのであっという間に時間が過ぎました。また機会があったら行きたいです。
写真は、皇居の正門です。正門が開くのは天皇誕生日と正月の三ヶ日だけだそうです。

帰ってきたさかな家店主が一番驚いたこと、それは、顔を合わせた方々から「おめでとう」と声を掛けられたこと。
いやいや、招待されたわけじゃなく下働きに行ってきただけですから…というのですが、皆さんから「いやそれでもなかなかいける場所じゃないんだから」と言われ恐縮していました。
ただ、まあ、その言葉はお客様や地域の皆さんからこれまでの仕事を認めてもらえたからこそなのかなあ…なんて考えると、ちょっと胸が熱くなるさかな家店主なのでした。