昨日は中秋の名月、我が家でも仕事終わりに、夜空にとても明るくきれいな月が浮かんでるのを眺めました。
…こどもたちにとっては「花より団子」ならぬ「月よりお菓子」だったかな?(笑)
今年もにぎやかにお月見泥棒が行われました。
去年も言ってる気がしますが(ちなみに去年はエビフライを用意したのでした。9/21 今年のお月見泥棒 )、今年も例にもれず大変忙しい1日でお月見泥棒に向けての仕込みを始めたのが16時過ぎ。
夕方お渡しのお料理とお弁当の準備に追われていました(汗)
毎年作っているものはあきらめて、準備をしたのは「おにまん」。
東海地方では昔ながらの味で、たっぷりのさつまいもと小麦粉、砂糖だけで作る素朴なおやつです。
お弁当のおかずの準備の合間に材料を合わせ、お弁当の盛り付けの目途が立ったら急いで蒸し器に入れて、熱々のおにまんをお月見らしく盛り付けた後、自宅の縁側にお供えしようと思ったら。
…すでに子供たちが行列を作って待ってました(笑)
(びっくりしすぎて動画も写真も残していませんが、皆さん整然と並んでいらっしゃいました)
最初に作った60個余りはあっという間になくなり、その後30個追加した(しかも蒸し上げている間もひっ切りになしに来てくれた泥棒さんがいたので、完成時間の目安も提示しました・笑)のですが
…早々に終了…
付き添いで歩く保護者の方にも「ご苦労様です」という意味で1つずつ持って行ってもらっていますが、それにしてもすごい人数の泥棒さんがやってきたんだなあと…(苦笑)
「あ、もうなくなっちゃったんですね」なんて子もいて申し訳ない限り。
いやでも、正直なくなるとは思っていなかったので…(汗)
おにまんはさつまいもをたっぷり使う、と言っても当店で一番大きなボウルいっぱい、約2kgのさつまいもがあっという間に泥棒さんのもとへ旅立つとは正直予想だにしておりませんでした。
とはいえ、「お供え物を盗まれると縁起が良い」ということですので、並んでまで当店のお供えを待っていてくれた泥棒さんたちが大勢いらしたということは、これからの1年もきっと良いことがたくさんあるのでしょう。ありがたいことです。
今年は我が家にとっては、なかなかに節目のお月見泥棒でした。
娘がいない、初めてのお月見泥棒。
手作りおやつをお供えするようになってからしばらくの間、ほかのおうちと勝手が違うことに戸惑っていたお月見泥棒さんたちに「一人ひとつずつ持って行ってください」「ここで食べて行ってもいいよ」などと案内役をしてくれたのが娘でした。
最初のころなどはお店の中でのお供えになかなか入ってこられない子供たちも多く、そのため娘や友達に「さかな家にもあるよ」と触れて回ってもらったりもしたなあ…
高校に入ってからは、お月見泥棒の時間帯には帰宅できなかったのでいくつか取りおいていたりもしましたが、今年はそれもなく。
それまで意識したことがなかったのに「娘は食べないのか」と思ったらちょっと、ほんのちょっと寂しさも交じりました。
まあ、そんな気持ちを吹き飛ばすほどの地域の子供たちに「今年のさかな家は何があるかな?」という熱い期待を肌で感じ、また来年も頑張らねばと思うのでした。
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