かねてより計画を進めていた矢祭もったいない図書館さんとのコラボイベントが、去る7/30(土)についに開催されました。
計画段階の打ち合わせの様子はコチラ→【丸安魚店】矢祭もったいない図書館とコラボします!
こちらのポスター、こんな感じ。
じつは店主、これ見てビビってました。
何にって「夏のスペシャルイベント」と銘打たれていることに。(苦笑)
これまでも当店でいくつかのイベントをやってきましたが、そのたびドキドキそわそわするのは私(おかみ)で、店主は「どうにかなるさ、その場の雰囲気で適当に考えていこう」なんてタイプなのですが、今回は真逆。
最初の挨拶で何をしゃべるか、打ち合わせの時の資料に書き込んじゃったりして(笑)
もともと中学生対象のイベント。
中学生にもっと気軽に図書館に足を運んでもらいたい!という図書館配属の地域おこし協力隊のおふたりの思いと、地域の子供達に地元の商店をもっと知ってほしい!という当店の思いが一致しての企画でした。
しかし募集期間が短かったこと、そして今どきの中学生は夏休みでもとっても多忙ということもあって、当日の中学生参加者は2名。
そこに図書館長さんと司書さん、そして参加した中学生のご家族(小学生2名とおかあさん)も加わって、アットホームな雰囲気の中でスタートしました。
自己紹介の後、まだ緊張感が残る参加者の皆さんと店主。企画をしてくれた地域おこし協力隊のアイデアで質問コーナーがスタート。
「生魚が苦手な人はどうしたら(どんなきっかけで、どんな調理方法で)魚が食べられますか?」
という質問。「実は店主は二十歳過ぎるまで生魚は全く食べられなかったんですよ(実話)」と話すと皆さんびっくり仰天。
「生魚食べられないどころか触るのも嫌だったのに、今こういう仕事をしちゃってます(笑)」
「もちろん、今は魚を食べるのが大好きです。でも、未だに(鮮度が落ちた)魚の生臭いにおいは苦手です。」
店主が答えると、みなさんとの距離がぐっと縮まったように感じられました。
そこから、レシピづくりがスタート。
大人チーム(おかあさん、妹さん、館長さん、司書さん)と中学生チーム(中学生2名、妹さん、協力隊のみのりさん)に分かれて、メニュー作りが始まりました。
協力隊の2人があらかじめ見つけ出しておいてくれた本がずらりと並ぶ中、みなさん思い思いに本を選びました。
途中、私(おかみ)も開架書庫で何冊か本をピックアップ。
料理本がたくさんあるなら、レシピを考えるのはそんなに難しくないんじゃないか?それに、プロ(店主)がいるからいろいろアイデアを出してくれるのでしょう?と思われたかもしれません。
それが、今回のワークショップの肝。
実際のところ、店主は皆さんのレシピづくりに参加しませんでした。
「参加しなかった」というのは、作り方を指示したりしなかったということです。
2つのグループの様子や参加してくださった方の表情を見ながら近づいて行って(笑)、立ち止まってたり悩んでいたりしたらちょこっとアドバイスをする程度。
空いた時間には、自分も本を開いてこれまで触れたことのない魚の食べ方や調理法に驚きと刺激を受けていたそうです。
また、たくさんの本の中に「カツオ料理」はごくわずか。
アジやいわし、サバ、サーモン、まぐろなど一般的に良く食べられる魚を使ったレシピはどの本にも載っていますが、意外とカツオそのものを使ったレシピは少なかったんです。
そのため、別の魚を使った料理のレシピを参考にしながら、ひらめきやアイデアがものすごく必要になりました。
中学生グループは、協力隊のみのりさんがうまくみんなのひらめきやつぶやきを拾い、一つのレシピにまとまるように更にアイデアを引き出していました。
たぶん、魚料理を自宅で作ったことなどない中学生(とその妹さん)。
いろんな料理本のきれいな写真などからひらめいたことや考えを出し合いレシピにまとめていきます。
大人チームは、それまでの経験や知識をもとにそれぞれに一品ずつ。
図書館でのレシピづくりはあっという間に時間が過ぎ、それぞれ仕上がりが楽しそうなレシピが作れました。
仕上がったレシピをみんなの前で発表して、第1部は終了。
店主にとっても意外なレシピの数々で、第2部が楽しみになりました。
場所を移動して、いよいよ調理です!
もったいない図書館 × 丸安魚店 = ? (その2) へ続く。
**おまけ**
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