懐かしい味と矢祭のめぐみ

ひとりごと
先日ご用意したお昼ごはんはこんなかんじ。
左上から時計回りに
・こんにゃくナムル
・自家製玉子豆腐とナス田舎煮
・ラズベリーリーフと鮎天ぷら
・カツオあら汁
・きゅうりのお新香
・ほうれん草胡麻和え
・ご飯
矢祭産の野菜や卵を中心に拵えました。
…産地偽装はいけませんから正直に言いますと、鮎は矢祭のものではありません。
矢祭を流れる久慈川は鮎釣りが盛んなのですが…
こちらは、「矢祭在住の鮎釣り好きな友人」が先日岩手や福井に遠征して釣り上げたもの。
…矢祭の人が釣り上げたので、「やまつりの恵み」の一つにしても…いいのでは…ないでしょうか?(苦笑)^
塩焼きもいいなと思ったのですが、この時期の若鮎は骨もまだ柔らかく苦手な方でもまるごと召し上がられるので開いて天ぷらにしました。
 
添えてあるラズベリーリーフは、名前の通りラズベリーの葉っぱ。若芽です。
現在地域おこし協力隊のみなさんがラズベリー栽培、振興に尽力してくださっていますが、そちらから戴きました。
山菜のように季節限定ではなく、割と長期に採れるということでいただいています。
冷めてもラズベリーリーフの爽やかな香りが楽しめますよ。
 
久しぶりに作ったのは、こんにゃくナムル。
10年ほど前になるでしょうか、東白川郡内の飲食店でB級グルメの開発をしたことがありました。
(かつてのブログで紹介しています。→  「おらが蒟蒻丼」はじめました )
その時から当店では、素のレシピにアレンジを加えて「こんにゃくビビンパ」としてご提供していました。その後、ごはん抜きでもおつまみとしてお酒が進む、というお客様の声があり「こんにゃくナムル」としてお出ししていました。
 
コロナ禍以前は時々仕込んでご提供し、人気だったのですが…
それ以降、深い眠りについてしまっていました。
B級グルメの開発で誕生したレシピですが、なかなかどうして仕込みに手間がかかり(苦笑)、さらに当店では味のバランスを出すのに具材を増やしたこんにゃくビビンパ/ナムル。
一旦休ませてしまったメニューを復活させるには、相当店主の気合が必要だったようです。
 
きっかけは、Facebook。
かつて矢祭に暮らし、その後オーストラリアに帰国したかつての国際交流員カサンドラさんが、数年前のご自身の投稿で「懐かしい味」とこんにゃくビビンパの写真をアップしていたのを見たからでした。
確かにカサンドラは時々テイクアウトでこんにゃくビビンパを注文してくれていた、当店の大常連。
「そうか、カサンドラがオーストラリアに帰っても思い出してくれる味だったんだなあ」と、店主が心動かされ仕込みに至ったというわけです。
 
おひるごはんでお出しする際には、ご飯と別盛りのいわゆる「こんにゃくナムル」で。
きれいに盛り付けてはいますが全体をよくかき混ぜ、そのまま食べるもよしご飯に乗せて食べるもよし。
正直「こんにゃく?わざわざ食べる必要ある?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは一度召し上がるべき味です(笑)
気になる方はどうぞお声がけくださいね。

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