宮城の旅 その2

あまりにも濃厚すぎて、2部構成にしました。
(その1はこちら)
もっと端的に思ったことをかければいいのだけど・・・ついつい「ねえねえ、聞いてよ!」なんて友達に話しをしている気分でこの独り言を書いております。
しばしお付き合いくださいませ。

今回私たちが泊まった宿は鳴子温泉のほぼ中央。
昔ながらの温泉宿でした。
鳴子温泉ははじめて伺ったのですが、何とも懐かしい気持ちになる場所でした。
場所によって湧き出る温泉の泉質が全く違うそうで、それこそ「湯めぐり」にもってこいの場所。
なのに・・・結局宿のお風呂と、近所にあった「手湯」のみの体験になりました(汗)
良いんです。いきあたりばったりののんびり旅ですから(笑)
翌日、チェックアウトした後どうしてもしたかった街歩きを。
八百屋さんみたいなところで温泉卵を買ったり、お土産屋さんをうろうろ眺めてみたり。
宿に戻る道すがら、古い看板が置いてある民家を眺めながら歩いていたら、そこに住んでいらっしゃるおばあさんに呼び止められました。
そして、中に通していただいて看板見学をさせていただいたりもしました。
かつて薬屋さんと酒屋(販売)さんをしていらしたそう。
大正から昭和の初めにかけての薬の立派な看板(今もうられているものも)がいくつもあったり、「一升瓶の前はこれだったんだよ」と一斗の酒が入る陶器の甕?・・・棒を通して担いで持ち運びができる形状のものでした…などを見せていただきました。

そして3度目の道の駅。
ここでは、宿で飲んで美味しかった地ビール、それに地物野菜を購入。
所変われば作っている野菜も変わる、で、普段見慣れない山菜、見慣れない量(笑)の野菜などがありました。
その後、仙台へ。
高速で行っても良かったのですが、旅情が味わいたくて一般道、しかもナビで「別ルート」と出た道で。
のどかな風景、山や畑の形がやっぱり矢祭とは違っています。
高速でピューンと目的地に着くのも便利で良いですが、こんな風に車窓の風景を楽しみながらのんびりいく旅がどうやら我が家は好きみたい。

そして・・・とある場所へ。
それについてはここにとやかく書くよりも、こちらのブログ→珈琲まめ坊さん「のほほん日記」の「突然の襲撃(?)」をご覧いただければ(笑)
計画通りにことが進み(笑)、仙台観光へ。
私にとって、青葉城址を見学し伊達政宗の墓所に行くのは、東北に暮らすとわかった時からの夢のひとつでした。
一気に見学できて感激もひとしお、そして、想像していた以上に仙台の町と青葉城址が近くてびっくり(笑)
そして、さすが「杜の都」と言われるだけあって、どこにいても緑が満載ですばらしい街でした。
ゆっくりたっぷり観光し、ちょっと公園で一休みなどもして、仕事を終えられた珈琲まめ坊さんご夫妻と食事をして帰って来ました。

わずかな計画で大きな収穫を得た今回の旅行。
改めて思ったのは、「その土地の良いところを生かすって大事だな」って言うこと。
地元の人が珍しいとも思わないごく普通のものが、実はその場所の宝物になるんだなあとしみじみ。
当店の場合、地元のお客様と他所からいらっしゃるお客様が半々なのですが、時にはそんな「田舎の香りが漂う」料理をご用意してお客様をお迎えすることに価値があるのかなあなんて思いました。

おみやげの代わり、ではないけれどお店でお出しした「ミズの煮びたし」。
旅館の料理で出たのが美味しくて、しかも道の駅でその「ミズ(ミズナとも呼ばれる山菜)」が売られたこともあり、早速作ってお出ししました。
旅館ではジャコと合わせてありましたが、当店ではシラスとシラタキとを合わせてサッと煮てみました。

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