母の幼馴染の大森さん(そして古くは母方の祖母と大森さんのお父さんが幼馴染だったりもします)が作って下さった「飛騨ねぎ」です。
過去の「ひとりごと」を遡ってみると、最初に飛騨ねぎを使い始めたのは2004年の冬。
飛騨でも自分のおうちの畑で食べる分だけを作ってる農家が多く、お店に出回る期間はほんの一瞬、という飛騨ねぎ。
2004年に初登場した時もあっという間に売り切れ追加注文しようとしたのですが、手に入らなくなっていました。
そして、「美味しいねぎを作る」と評判だった大森さんにお願いし、2005年から栽培をお願いしています。
おかげさまで、それから以降現在に至るまで冬の間飛騨ねぎは大人気食材。
当時は忘年会でお出ししている鍋料理や、ねぎを切らずにそのまま真っ黒になるまで焼く「飛騨ねぎ焼き」に使っていましたが、2010年から「飛騨ねぎたっぷりピザ」が登場、おかげさまで「なんだか珍しいピザを出しているらしい」という情報は、一部方面で広く伝わっているそう。
「飛騨ねぎのピザ」は、飛騨ねぎがある時期…例年だと春先までの限定の味。
「どうやら出しているらしい珍しいピザ」を召し上がりたい方は、冬の間にぜひいらしてくださいね。
飛騨ねぎがやってくると、さかな家店主の年に1度の「農作業」が始まります。
冬の間、飛騨ねぎをおいしく食べるためにねぎを土に埋けておくための「家づくり」。
鍬で庭を深く掘り、ねぎを埋けては少し土をかけ、最後に雨除けのためくぎを使わず柱を立て(ここは小さなこだわりらしい・笑)屋根を乗せたら完成。
作業としては簡単なのかもしれませんが、慣れないことで毎年試行錯誤を繰り返すさかな家店主です。
届きたての飛騨ねぎはまず、「飛騨ねぎ焼き」で。
真っ黒になった一番外側の皮は敢えて食べず、切り口に醤油を少しつけて中を吸い出してお召し上がりいただくこの一品。
たかがねぎなのに(笑)、なんとも贅沢な味わいです。
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