(5月のイベント)もったいない図書館 × さかな家 = ?

ひとりごと

去る令和5年5月某日、もったいない図書館さんとの第2弾コラボイベント「めざせ!季節のおさかな盛り付け職人」を開催しました。

さかな家としては初めての試みですが、もったいない図書館さんとのコラボは2度目。
1度目は丸安魚店としてのコラボイベントでした(中の人は同じ・笑)

 1度目はこちら→ もったいない図書館 × 丸安魚店 = ? (その1)  (その2)

今回は盛り付けに特化して、お魚料理をもっと身近に簡単に楽しんでいただこうという趣向です。

自己紹介などの後、まずはもったいない図書館にある料理の本から盛り付けの基本を学びます。
…と言っても専門的な難しい話は一切なし。尾頭付きの時は頭を左に向けるといい(海腹川背とは言いますが、ここは簡単に)とか、平たく盛り付けるよりこんもりふんわりと立体的に盛り付けるとよりおいしそうに見えるとか。

簡単な説明の後は、さっそく実践です。

 

店主がまずは見本を。

より実践に近い形で、ということで、アジは予め店主が三枚おろしにしておいたものを使用。

今は鮮魚店でもスーパーでも丸魚を家でさばいて調理するひとはずいぶん少ないですからね。

アジのたたき、アジフライをそれぞれ2つの違う盛り付け方でつくりました。

「盛り付けは見本のとおりに作らなくていいですよ。自分の思うイメージで自由に盛り付けてくださいね」

盛り付けに添える薬味や生野菜などもあれこれ用意して(ここでも、スーパーのカット野菜をあえて準備。とにかく気軽に気楽に挑戦できることを目指しました)、いよいよ調理スタート。

アジのたたきでは皮をひくのもおっかなびっくり、という感じの方が多かったですが、1人クリア、2人クリアとなってくると次々と挑戦していかれました。

店主は、安全面などでは声をかけていたけれど、あくまでも料理の主体は参加された皆さん。

器も、会場にあるいろんな器をあえて色々出して、どれに盛り付けるかも参加した皆さんに自由に選んでもらいました。

皆さんの盛り付けた『作品」はこんな感じ。

同じ2つの料理を作ったのですが、それぞれに個性が出てとてもいい感じ。

選ぶ器や添える野菜が変わると、雰囲気がガラッと変わるのがおわかりいただけると思います。

意外だったのは、誰か一人くらいものすごくデコラティブに(はっきり言ってしまうと凝りすぎて『どこから食べるの?」という盛り付ける方がいらっしゃるかなと思っていたのに、皆さん個性は出ているけれどどれも食べやすい盛り付けだったこと。

盛り付けのテクニックやルールは様々ありますが、一番大事なのは「食べるひとが食べやすいこと」ですからね。

 

その後、試食。

お魚を扱う料理教室、調理実習はどうしても「魚を食べられる状態に下処理」までに時間がかかってしまいがちですが、今回はその部分が省略されたので試食の時間もたっぷりとれました。

アラ汁も好評で何より。

最後に店主から、ご自宅で盛り付けるときに意識しておくと良いワンポイントアドバイスをご紹介しました。

上の写真で店主は「盛り付けの基本として、器の裏を参考にするといい」という話をしています。

また、「よそう」と「盛り付ける」は違うんだよ、というお話も。

参加者の皆さん、とても興味深そうに聞いてくださって良かったです。

 

今回は料理本の盛り付けを参考に、料理を自分で作ってから盛り付けるというワークショップでしたが、普段はなかなかそこまで意識を向けて食事の準備をしていないかもしれないですよね。

でも、たとえスーパーやコンビニで買ってきたお惣菜であっても、家にあるいつもの器に「盛り付ける」ことで、見た目はもちろん食べたときの感動も全く違ってくることを、今回のワークショップで体験していただけたなら嬉しいなと思っています。

また、盛り付けは自分であっても誰か(家族・お友達・大切なひと)のためであっても、「食べる人を思う」が形に現れたもの。食卓が盛り付けによって「うきうきとワクワク」に包まれたらいいなと思う一時になりました。

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

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