イワシが入りました。
目がキラキラしててお腹もパンっと張ってます。
目がキラキラしててお腹もパンっと張ってます。
(鮮度が悪いと腹がグズグズ柔らかくなったり皮が破れてたりしますから、イワシをお買い求めの際は要チェックですよ!)
昨日はイワシフライ、お刺身がよく出ましたね。
良くテレビなどの食レポで「脂が乗ってて美味しい〜」なんて言ってるの見たことありませんか?
確かに脂が乗ってるとリッチな味わいで美味しいのです。
でも逆を言えば、脂の味が全面に出過ぎると感じることも。
下の画像は、同じいわしの刺身。
最初のが今回仕入れたいわしを盛り込んだお刺身の盛り合わせ。
次の画像が、数年前のもの。どちらもいわし、ですが。
次の画像が、数年前のもの。どちらもいわし、ですが。
脂の乗り方を見てください。数年前のいわしは、真っ白の脂が分厚く全体に乗っていますね。
口の中に入れると、とろけるいわしのお刺身。
口の中に入れると、とろけるいわしのお刺身。
そして今回のは、うっすら皮目が白くなってはいますが、どちらかというと脂はあっさり目。
どちらがおいしいか、と聞かれると困っちゃいますね。
正解は「どちらもおいしい。でも、おいしさの違いがある」といったところでしょうか。
魚って、一つの種類でも季節によって味わいが全然違うんですよ。
脂が乗る前の時期のお魚は、さっぱりとしていてその魚本来の味が楽しめます。
そして、中間の時期、脂が乗り始める時期は身と脂のどちらも楽しめてまた美味しい。
そして、脂がのり切ったころは、リッチな味わい。甘みとコクが広がります。
料理によっても違ってきます。
初夏のころよく作ったいわしの棒寿司。こちらは脂がまだのっていない、さっぱりしたイワシの時期に作ります。
新生姜を細かく刻み、ごはんと身の間にかませてさわやかな味わいに仕上げます。
いわしの塩焼きは脂がノリノリのものがおすすめ。
焼くうちに脂がパチパチはじけて食欲をそそる良い香りがつくし、脂のおかげで身が水分が保たれふわっとジューシーに仕上がります。
いわしばかりでご紹介しましたが、もちろんアジやサバ、カツオやマグロにも、季節ごとの楽しみ方があります。お好きな楽しみ方を見つけてみてくださいね!
おまけ。
季節ごとの楽しみ方はもちろんですが、丸ごと楽しめる魚もいっぱいいます。
今テイクアウトで人気のフライ各種、店主は基本的に丸安魚店で注文を受けてから魚をさばきご用意しています。
その時出る中骨と、身から削ぎ取る腹骨。
今人気なのは、それらをからりと揚げた骨せんべい。
身の部分だけでなく、アラや骨もいろいろに楽しめます!おいしく丸ごと食べましょう!
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