猛者、あらわる。

ひとりごと

タイトルの通り、なのですが。

飲食店、または鮮魚店としての「猛者」ってどんなイメージでしょうか?
さかな家でその日炊いていたご飯をほぼ一人で平らげてしまった…とか。
お店にあるお酒をすべて飲んだうえ、実に軽やかな足取りでお帰りになった…とか。

自分の体より大きなお魚を持ち込んでさばいてほしい、とおっしゃった‥とか。
店主の前で、店主より素早くそして美しく魚をさばいて見せた…とか。

残念ながら、どれも外れ。
そして、今回のお話はお店そのものにはあまり関係がない、といえばない話なのです。

お客様がいらっしゃいました。
さかな家に時々おひるごはんを食べに来てくださるお客様です。
いつもご夫婦でいらっしゃって、いつでもとってもきれいに当店のおひるごはんを召し上がってくださる方たちです。
そして、とても物静か。 …なイメージ。

 

以前なら、お客様の様子を伺いながら「そっとしておいてほしい人」か「少しお話したりしたい人」かを見極めて(笑)、場合によってはお食事の合間にお話をさせていただくこともありました。

コロナ禍になってからは、気を使っていらっしゃるお客様も多いので必要最低限のやり取りをすることがほとんどで、それ以外の場合も少し離れた距離から少しお話をさせていただく程度になりました。

今回のお客様もコロナ禍以降いらっしゃるようになった方たちだった上に、「そっとしておいてほしい人」なんだろうと思っていたので、尚更何度もいらしてくださっていたのにゆっくりお話をする機会がほとんどありませんでした。

 

いつものように、お食事をされてお帰りになられる直前。

「ブログ、最近あまり更新していらっしゃらないけれど、楽しみに読んでいますよ」と一言。

…え?

「この前のお休みの日、ブログをさかのぼって全部読みました。ええ、もちろん以前のものから。」

…え?ええぇっ?

「途中、ブログが消えちゃった時期があるんですね。それ以外は全部読みましたよ。なかなか時間がかかりましたけど( ´∀` )」
「おかげでさかな家さんがいつごろできたのかとか、いろんなことがよくわかりました( ´∀` )( ´∀` )」

…ええええええ~~っっっ!!!!!

驚きです。

コロナ禍のせいで、何度もご来店いただいているお客様のことを知ることが難しくなってきた、ゆっくりお話しすることも難しいし…なんて思っていたそのお客様が、「あの」ブログを最初から全部読まれた方だったとは。

今でこそ更新が滞っている当ブログですが、コロナ禍以前はほぼ毎日配信していたメルマガ「さかな家からのおすすめ」を掲載していました。
また、それより以前はその日あった出来事をかなり頻回にブログにしていました。
…何なら毎日投稿なんかもやったりしていたし…
このブログからさかのぼれるのは2009年の10月まで、それ以前はコチラ でブログを綴っていました。
一番古いのが2005年9月。
お店が開店したのが2003年9月ですから、当店の歴史のほとんどをさかのぼって読まれたことになります。
以前利用していたブログサイトに述べ600記事、現在のsakanaya-maruyasu.comには4800超の記事!
親戚でも、また頼み込んでも読める量ではありません!

なんだか、恰好つけて接客したりしていたわけではないのに、急に恥ずかしくなってしまいました(汗)

 

そして、気になっていたことも。
何度かサイトのマイナーチェンジをした際に、写真がいくつか消えてしまった(数か月分)のに気づいていたのに手直しをしていなかったんです。
ああ、あんなボロボロになった古い日記を1ページ1ページ目を通してくださったんだなあ…と感激もひとしお。
せっかくなので、胸が熱いうちに少し手直しをしてみました。
サイトのトップページに一番古い記事から読めるようにリンクを張りました。
以前使用していたブログサイトも(記事は更新していませんが)少し見やすいようにテンプレートを変えてみました(今更感・笑)。

 

本当にありがとうございました。そして、駄文にお付き合いいただきすみませんでした(汗)

 

実は、丸安魚店公式LINEアカウントで日々配信している内容の中でも、「あとで読み返したいんだけど、LINEだとさかのぼるのが難しくて」という声もいただいています。
それも今後こちらで更新していけたらなと思っています。

どうぞ、これからも末永くよろしくお願いいたします。

 

 

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