12/7 テレポートプラスにゆず料理登場(裏話とレシピ)

ひとりごと

いうわけで、もう取材から約2週間、放送日から1週間近く経ってしまいましたが、FTV「テレポートプラス」内「FUKUKATU!」で矢祭町が取り上げられ、当店もご紹介いただきました。

取材当日の裏話はこちら→12/7放送「テレポートプラス」(FTV)に登場します(予定)。

ご覧になった方からご予約をいただいたり、ご来店になったお客様からの反応も上々。また、当日の放送では、レポーターとしていらした八重樫アナウンサーお手製の柚子ジャムも登場したりして、うれしい限りでした。

当日ご用意したのは、こんな感じ。
・柚子釜グラタン(左上)
・ぶりの柚子ジャムのせ(右上)
・イカの塩辛(柚子皮おろしを添えて 真ん中左)
・ゆず風味のさしこん(真ん中右)

実は、料理もさることながら器もそれぞれに思い入れのあるものを。

・昭和30年代から使用されている丸安魚店の器
・おかみの実家より譲り受けた明治から昭和にかけて作られたお膳と椀
・お願いして量産していただいた、石川支援学校高等部製の箸置

中でも、柚子釜のグラタンを盛り付けた漆器のおわんは、もともとは柚子の香りを閉じ込めるために使われたのですが、軽くて保温性が高いと取材の皆さんが驚いていらっしゃいました。

器はその時々によって変えていますが、現在柚子釜グラタン、柚子風味のさしこんとぶりの柚子ジャム焼きは、ご希望があればおまかせ料理の中に入れることができますよ。

コーナーの最後に、八重樫アナウンサーお手製の手作り柚子ジャムをトーストにのせてスタジオの皆さんにふるまっていらっしゃいました。
「ちょっと目を離したすきに焦がしてしまって…さかな家のご主人からは『焦げやすいから気を付けて』といわれていたのですが…」とお話しされてたのですが、本当に焦げやすくて、私たちも時々やらかします(苦笑)。
砂糖が入っているからというだけでなく、ゆずのワタ(黄色い皮と小房の間の白い内皮)が水をよく吸ってとろみが出すので焦げやすいんですよね。

今年は矢祭に限らず柚子は大豊作。せっかくだったら柚子ジャムに挑戦してみませんか?

<さかな家の柚子ジャム>

材料
・ゆず(グラタン用にくりぬいたゆずの実とふたの部分を当店では使っています)…適量

・砂糖 ゆずの重量の40%
・水 適量

1:皮を細切りにして水に放す。
当店の場合は、グラタンの時に切り落としたふたの部分を使いますが、まるごとの柚子を使う場合も半割にして中身をくりぬいて作ったほうが失敗が少ないんじゃないかと思います。

実は小房に分けながら固いスジと種を除く。

2:皮の部分を茹でこぼす。
グラグラ沸いてから5分程度茹でこぼす。
苦みが気になる人は2-3度繰り返すといいです。

 

 

 

3:水を切り計量する。
苦みが移ったゆで汁は潔く捨てます。
その後水を切って実と合わせ、重さをはかります。

ゆずの重さから、加える砂糖の量を出します。砂糖は40%。市販で売られているジャムは保存性を高めるために50%から100%のお砂糖が入っています。
当店のこのゆずジャムは、保存するまもなく使い切ってしまうことが多いし、甘さはあとで用途に合わせて足すことができるのでこうして作っています。

計量した砂糖をゆずと混ぜ合わせ一晩おきます。(時間がないときはこのまま煮ることもあります)

 4:煮る。
お砂糖の力でゆずの実からいくらか水分が出ますが、とろみが強くこの時点ですでに焦げやすいです。火は中火から弱火でゆっくり煮ていきます。
途中で水をカップ2弱加えました。そのため鍋が間に合わず別の鍋に変えました(苦笑)
実が透明感を増し、皮の色が深くなってくるまで煮ます。

 

これで出来上がり。糖分が少ないので、他のジャムと比べるといたみやすいので保存には気を付けてくださいね。

★このゆずジャムを使って…

・ゆず茶・・・カップにお湯とゆずジャムを適量入れ、好みの甘さになるまで砂糖又ははちみつを加える。シナモンやおろししょうがを加えてもおいしい。

・ゆずジャム焼き・・・魚(脂ののった白身がおすすめ)、肉(鳥・豚もいい)は軽く塩をしグリルなどで軽く焼く(7割程度火を通す)。その後ジャムを乗せて焼く。冷えてジャムが固まっているときは、お湯で少し伸ばすといい。

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