2016年を振り返る。

２０１６年があと数時間で過ぎていきます。
今年は本当に忙しい１年でした。
３月までは私(おかみ)が店を開けることが多く、店主やスタッフにたくさんお世話になりました。
PTAの役員を仰せつかり、３月末で閉校になった娘が通った小学校の閉校記念事業にも携わっていたからです。
いないことが当たり前になっていた３月から一転して、４月以降はお店と自宅を行き来する毎日。
そのせいでしょうか…「おかみ大病説」が流れたほどです。
これまであっちこっちに顔を出していた(出さざるを得なかった)こともあり、皆さんのお目にかかることが減ったからでしょうね(笑)。
おかげさまでちょこちょこ風邪をひいたりはしていますが、元気に日々暮らしていますよ。

一方で、(私の大病はデマであったものの)「家族の健康」という意味ではいろいろ考える１年となりました。
１月に店主の父が入院することとなり、その後しばらく店主は２つの店をやりくりするようになりました。

おかげさまでその後店主の父も元気になり、再び丸安魚店に立てるまでに回復しました。
が、店主としては、今後のことを今まで以上に真剣に考えていかなくちゃいけないと思うようになったきっかけにもなったようです。
がむしゃらに働くことも時には大切だけど、そういう時にがむしゃらに働ける状態に日々のメンテナンスが大切だということも実感として感じました。
父の病気療養がきっかけでお店の営業時間を１時間縮めたのをいまだに継続しているのも、実はそのためです。
お客様にご迷惑をおかけしているのは重々承知ながら、仕込みの時間や休養(ぶっちゃけていえば、睡眠)の時間を確保することも大切なことだなと今は思っています。

そうした思いと、店主自身が４月から拝命した消防団の班長との多忙さから生まれたのが約２週間の「さかな家のおひるごはん」。

来年早々にも、この「おひるごはん」をお出しできるような形態にお店を変えていこうと思っています。
やまつりの恵みをふんだんに使い、鮮魚店としての強みも生かしたおひるごはんの提供です。
どうぞお楽しみに。

家族のことで言えば、娘が小学校を卒業し中学生になりました。
あっという間に私の背に追いつき、間もなく追い越されそうです。
大好きなよさこいとピアノは中学校に入っても続けたいと部活動の顧問の先生に掛け合い、それぞれの練習がある曜日は部活動を早めに切り上げさせてもらうことを条件に(苦笑)、入部する部活を決めました。
今までもただでさえ少なかった家族で過ごす時間が、中学校への入学とともにさらに減ってしまったことを、とっても寂しく感じています。
もっともっと一緒にいられる時間があるといいんだけどなあ。思春期の娘がどう思っているかは怖くて聞けませんが、貴重な家族の時間をこれからは今まで以上に大事にしていきたいなというのが新年への抱負の一つです。

さて、今年一年大変お世話になりました。
新しい一年が皆様方にとりまして、素晴らしいものとなりますように。
新しい一年になっても、これまでと変わらぬご愛顧を賜れますように。
どうぞよい年をお迎えください。