いよいよおせちモードに突入。

IMAG0045年末恒例、おせちづくり。
毎年大晦日の、お客様にお渡しするギリギリまでバタバタするので、「来年こそは計画的に進めるぞ!」と思うのですが…つい日々の忙しさにかまけて後回しにしてしまうのです。
成長しないなあ…(反省)
今年も、おかげさまで11月後半から忙しい日が続き、結局ほとんど手が付けられないまま既に12月後半。
「さすがに、もう、やばいんじゃない?」と急に慌てだすのも、例年と同じ(苦笑)
まず最初にさかな家店主が取り掛かるのが、「おせちノート」を開くこと。
これはこれまで作ってきたおせちに関するほぼすべての情報が書き込まれたもの。
献立はもちろん、仕入れたものの種類と量、いつどんな仕込みをしたかなど、事細かに書き込まれています。
今年も、さっそくノートを開き、まずひとこと。

「ああ、よかった、去年は取りかかったのは1日遅かった」。

DSC04448ホッとはしつつも、去年の自分たちに追い抜かれないよう、後れを取らないように、作業を進めていきます。
さかな家店主が最初に取り掛かったのは、菊花かぶ。
赤かぶの皮を厚く剥き、縦横に細かく包丁を入れます。塩水につけてから甘酢に漬けると赤かぶが持つ色素によって赤く染まり、菊の花のようになります。
剥いてしまった赤い皮は、何枚かは菊花かぶを染めるために使い、残りはすべてあちゃら漬けに。
唐辛子と甘酢に漬けておくと、焼き魚の良い添え物になります。
おせち料理は、当店にしては珍しく(苦笑)味はもちろん見栄えにもこだわりますから、食べられるのに使えない(使わない)部分がたくさん出ます。
それを捨てずにいかに別の料理にしていくかが、おせちづくりの裏テーマでもあります。

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