久々に仕出し料理のご注文をいただき、その器たちが返ってきました。
当店には、さかな家を始めるときから増やした器と、 丸安魚店で仕出し料理を出していた頃の器の2種類があります。
今店主は丸安魚店の4代目ですが、古いものは2代目である店主の祖父の代に買った器もあります。
(または、祖父は若くして亡くなったので、祖母が3代目である店主の父がまだ若い頃に買い求めたものかもしれないとのこと)
古い器には器の裏に店名と電話番号が焼き付けてあります。電話番号は2種類、2桁(!)と4桁ですのでどれがより古い器か大体わかります。
古い器は丈夫ですねぇ。そして重い。
ちなみに、古い器は白地に青い模様のついているものや茶色など暗い色の器が多いです。
これはかつての仕出し料理の多くが法事や自宅での葬儀に使うことが多かったからだそうです。
きれいに洗って、食器棚で次の登場まで休んでもらいましょう。
ちなみに、赤い器の蓋に書かれた「竹林」は数年前まで小金井で蕎麦屋を営んでいた叔父から譲り受けたもの。
器で知る我が家のファミリーヒストリーでした。
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