おかげさまで、昨日・今日は満席となりました。
ありがたいことです。
仕入れの関係もあり、いくつかのメニューはお休みさせていただいていますし、
時間も短縮営業で、お客様にはご迷惑ばかりかけています。
でも、皆さん「いいよいいよ。わかってるから」とおっしゃってくださり、本当にありがたいです。
当店で使う野菜は、基本的には市場で八百屋さんに仕入れてもらっています。
特に宴会などではまとまった量が必要だし、ある程度形をそろえておかなくちゃいけないこともあるからです。
逆に言えば、宴会料理以外ならら地物野菜も使えるんじゃない?と。
いつの頃からか野菜料理がおすすめメニューに増えてきています。
そして、今回の地震。
福島県内は地震・津波・原発と立て続けに起こり、農家の皆さんは本当にご苦労されていると思います。
基準値を超えた野菜は出荷停止、ということで、葉物野菜は直売所からも消えました。
本当に残念です。
私自身は、というか我が家では、「洗えばいいって言うんだから、大丈夫だ」という意見で、「捨てるくらいなら下さい」と思っています。
でも、実際買おうにも売っていないし、「じゃお店で出せるか」といわれると難しい。
色々な考えのお客様がいらっしゃる以上、出荷停止・摂取自粛(?)といわれているのを出すのは難しいのかなとも思います。
でも!
野菜には、たくさんの手がかかっています。時間もかかっています。
種まきゃ勝手に生えてくるわけではありません。
勝手に美味しくなるわけでもありません。
魔法の農薬や肥料があるわけでも、もちろんありません。
種をまく前の畑の土作りは、矢祭あたりでは真冬のうち、もしかすると野菜の収穫が終わった直後から始まっています。
機械のように、「出荷できないから停止、出来るようになったら作動」というわけには行きません。
丹精込めて、という言葉がぴったり当てはまるくらい、こまめな手入れがあって初めて私たちの食卓に届くんだなあ、と最近よくわかってきました。
食べる側の私たちは、「いつも豊富にある」というのが当たり前になってきて、そんなことすら忘れそうになる瞬間があります。
せめて、今ある野菜はありがたくいただこう。
お店で美味しくたっぷり召し上がっていただこう。
「私、食べます!」「福島・茨城の野菜が大好きです!」とアピールしていこう。
そう思っています。
さかな家では福島・茨城の野菜を美味しく召し上がっていただけるよう、今まで以上に精進します。
皆さんも、ぜひ福島・茨城の野菜を応援してやってください。
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