矢祭はほとんど雨が降らず畑の土が真っ白になるほどだというのに、九州地方では豪雨の被害が出ています。
そして、私（おかみ）の地元の飛騨地方（下呂市・飛騨小坂/馬瀬）も豪雨で大きな被害が出ているそうです。
初めに「これまでに経験したことのない雨が降ってる！」というのを知ったのは、Facebook で地元の友人たちが写真や動画を上げてくれたことからでした。
雨の具合は写真ではわからなかったけど、川の水面が見たことのない高さにまで上がり濁流がものすごいうねりで下流に向かっているのがわかりました。
次に、地元の同級生のLINEで消防団が出動したことや、土砂崩れによる通行止めやJR高山本線の寸断などを知りました。そして、実家の家族から「避難勧告が出た。隣の谷川の水が濁ってきたらすぐ避難する」という連絡も入りました。
矢祭では毎夜熱帯夜に悩まされ、「一雨降ったら少しは暑さが和らぐのに」なんて話しているのに、何とも不思議な感覚でした。幸いなことに、人的被害はなかったようですし、避難勧告が出たとはいえ家が流されたとか大きな被害はなかったようです。今は水も引き、水もずいぶん澄んできたようではあるのですが。
「○○さんのお家の前の道が抜けた」「××寺の下の道が通れなくなって、迂回しなくちゃいけなくなった」という話が聞こえてきました。たくさんの民家が立ち並ぶ地域ではないのですが、大きな被害が出た地域は観光スポットへのルートにもなっています。これから夏のシーズンに向けて、一刻も早い復旧が望まれます。
家族から「ふるさとチョイス災害支援」を教えてもらいました。
ふるさと納税で災害支援ができるというものです。
私（おかみ）にとっては故郷でも、そうではない大多数の皆さんにこんなお願いをするのは気が引けるのですが、お力をお貸しいただければ幸いです。
(もちろん、災害支援はこちらだけではありません。皆さんのご縁のある地域の支援をしていただければ幸いです)
ふるさとチョイス災害支援 平成30年下呂市（飛騨小坂・馬瀬）豪雨災害支援ページはこちら
（支援ページより）
６月２８日未明に降った大雨の影響で、下呂市小坂地域を中心に護岸崩落や橋の流出などの被害が出ています。
飛騨小坂地域は、日本有数の高所にある温泉地「濁河温泉」をはじめ、霊峰「御嶽山」への登山や御嶽山の恵みでできた多数の滝をめぐる「小坂の滝めぐり」を楽しむ多くのお客様で賑わう地域です。
平成２６年に発生した御嶽山の噴火以降ようやく賑わいを取り戻してきたところ、今回の大雨により、この夏秋のベストシーズン目前に滝めぐり遊歩道の崩落や登山道へ繋がる橋の流出、温泉旅館の一部施設の損壊などの大きな被害を受けました。
今後の復旧・復興に向けて多くの支援が必要と見込まれることから、この度災害支援の寄付受付を開始することといたしました。皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。
※こちらからのご寄付に返礼品はございません。何卒ご了承ください。
(支援ページに記載されていた写真について、この色の文字でおかみが説明を加えました)
御岳山飛騨頂上のほど近く標高2798ｍにある五の池小屋前の石垣が破損。こちらは、平成26年の御岳山噴火の際、頂上付近にいた人たちの一部が避難し一夜を過ごした場所でもあります。普段はアットホームな雰囲気で、ピザやおいしいビールなども楽しめる山小屋です
御岳山山小屋 五の池小屋ホームページはこちら
下呂市小坂町中川原キャンプ場（の入り口）。御岳山より流れる濁河川(にごりごがわ）の水がキャンプ場内に流れ込み流木などが散乱しているそうです。こちらは普段は清流と緑が楽しめる静かなキャンプ場です。私(おかみ)も子供のころは毎年夏休みの終わりにキャンプをしていました。近くにはひめしゃがの湯という温泉施設があったり、下島温泉郷があります。実はこの少し下流の道路が流出してしまったそうです。キャンプ場自体は７月２日から営業再開するそうです。
飛騨小坂中川原キャンプ場Facebookページはこちら
県道437号 下呂市小坂町赤沼田(あかんた)の歩道流出。ちょうどここで大きく川の流れが曲がっているので、濁流がぶつかってしまったのでしょう。
すぐ下流には「道の駅はなもも」があります。普段は丸い岩や石が河原に広がる穏やかできれいな場所です。御岳山登山口や厳立(がんだて)公園、2つの温泉郷、自然の川を利用して作られたマス釣り場「小黒川釣り場」などへのアクセスに利用される道路です。車道まで抜けなくて本当に良かった！
道の駅はなももの紹介ページはこちら
厳立公園紹介ページはこちら
小黒川釣り場紹介ページはこちら
厳立(がんだて)公園遊歩道流出。約5万４千年前に形成された溶岩流の大地を流れる川には多くの美しい滝があります。こちらはそれを気軽に見て回るための遊歩道。残念ながら使用できない状態だそうです。
ただ見るだけでなく、滝めぐりやシャワークライミングなども楽しめる場所になっています。尚、遊歩道は流出のため使用できませんが、厳立公園やがんだて茶屋は通常営業されているそうです。
小坂の滝めぐりホームページはこちら
飛騨小坂観光協会ホームページはこちら
災害時の写真の印象が強くなってしまうと残念だなと思ったので、それぞれの普段の姿がご覧いただけるようリンクをたくさん張りました。もしよければご覧ください。
災害からの復旧はもちろん、その後足を運ぶ方が減ってしまうことが何より復旧・復興のスピードを遅らせることになります。興味があったら是非、実際に足を運び自然の美しさ素晴らしさを体感していただきたいです。
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