数年前から夏の定番メニューとなった「もろこし豆腐」。
トウモロコシのお豆腐です。
ごま豆腐のように葛粉と合わせて練り上げていきます。
葛って、素人の私(おかみ)からすると片栗粉の親分みたいな感じで、とろみの付き方も扱い方も片栗粉の数段上のレベルのイメージ。
水に溶いてガーっと混ぜればいいのかなと思いきやそれじゃダメだったり、加熱してからもひと手間二手間必要で、というところに親分っぽさを感じてしまう(苦笑)
でも面白いんですよ。葛。
使う前に水に戻して(ぽろぽろの葛粉を適量の水に浸し均一にする。どういう意味があるか店主に聞きましたが「そう教わったから」との答えで実際のところは不明)から水を軽く切り、トウモロコシと牛乳で作った液体に混ぜます。最初はしゃばしゃば。
それが、混ぜ続けているとどんどん固まってきます。でも、完全には固まりません。
そこから一息、焦げないように絶えずかき混ぜて練っていきます。
(何気に、さかな家店主の鼻歌も入っていた…)
頃合いを見計らって、型へ流しいれます。
ここまでやったら冷蔵庫に入れて冷やし固めたいところですが、冷やしてしまうと独特のもちもちっとした食感が損なわれるので、室温で覚ましていきます。
親分の機嫌を損ねるわけにはいかないんです(笑)
手間暇はかかりますが、ちゃんと仕事をするとむっちりとした食感とトウモロコシの甘みが前面に出た豆腐になります。
親分さすが(笑)
毎回毎回、理科の実験の気分で作業を眺めるおかみでした。
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