おせちの仕込みも佳境に入っています。
毎年「間に合うか、間に合うか」という気持ちがいつまでも消えないで、ただただ追い立てられているような気持ちで一つ一つの作業を進めているのですが、今年は期待の大型助っ人がサポートしてくれていて助かります。
はい、私より背が高い(大型)娘のありがたさ。
ここまでつきっきりで作業に参加してくれたことが果たしてあったかなと思うほど、私たちとほぼ変わらないくらい次々と仕込み作業を終えてくれます。
とはいえ、料理のスキルがあるわけではないので、皮をむいたり裏ごししたりというところがメインですが、それでもこれまでどちらかがやらないと次の作業に取り掛かれなかったことを思うと本当にありがたい限り。
梅花にんじんも、おかげさまであっという間に終わりました。
本来梅花にんじんは、プロの料理人さんが作るのであれば、梅の形も包丁で向いていくそうですが、さすがにアマチュアの私(おかみ)がそれを担うのは責任が重すぎるということで、以前から梅型の型抜きを使っています。
これまでも、この型抜きは娘に何度かやってもらいました。
実は単純作業のようで結構気を遣うこちらの作業。
梅のおしべの感じをにんじんの中央部で出すので、ちゃんと正確な位置に肩を置く必要があるし、tむやみやたらと押して抜型が斜めに入ってしまうと格好がつかないし。
そして何より、数が多いので押し続ける掌が痛みはじめ、ついには腫れるという(笑)
娘がようやく型抜きのポイントを小学校中学年ころには、その痛みのためにお願いしてもなかなかやってもらえなかった記憶もあります。
何かうまい方法がないかなあ…と思っていたところ、見つけたのはこちら。
小さなお子さんがクッキーを作るときに使える、補助具です。
型にぱこっとはめて押すと、掌はいたくないし平均的に力が掛けられるので具合よく抜けるという素晴らしいスーパーグッズ(笑)なのです。
今はもう、抑えるべきポイントをわざわざ言わなくても、娘は自分でこの補助具を出してきて次々とニンジンを抜いて、あっという間に作業を終わらせ次の作業に取り掛かってしまいます。
ありがたいと同時に、知らないうちにびっくりするくらい大きくなったんだなあとしみじみ。
3月に高校を卒業して、春からは新生活が始まる娘。
来年からは、こんなにたっぷり助けてもらえることもないかなあ…なんて親のほうがしみじみしそうになります…が、作業の繁忙さに追われてまだしんみりする気持ちの余裕はありません(苦笑)
抜き終わったにんじんと、花弁をつけるために剥いた端切れ(?)のにんじんを、知らないうちに袋に入れておいてくれたのも娘。
これはあとで別の料理に使う予定です。
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