1年が、終わろうとしています。
今年はなんとなく全体的に忙しく駆け回っているうちに1年が過ぎてしまったという印象。
駆けまわりながらも、多方面からたくさんの刺激を受けたという感じ。
今年はあちこちに、しかも宿泊付きで出かけることが多い1年でもありました。
テーブルウェアーフェスティバル、FOODEX JAPAN、春の仙台-飯坂温泉の旅、夏の帰省は2度も、それに大阪へも。
家族での楽しみだったり、仕事だったり、目的はその時々で違いましたが、それぞれの場所で結果的に仕事に生かせるようなような刺激をたくさん受けてきた気がします。
日帰りでも、例えばお店の定休日である水曜日、娘が学校に行っている合間に東京日帰り弾丸買い出しツアーも、我が家にはごく普通のことになってきました。
限られた時間の中で、やるべきこと、やりたいことをやっていけるように少しずつなってきてるのかなと思っています。
お店がスタートして10周年を迎えました。
次々といろんなことが起こる毎日をただがむしゃらに突っ走ってきた自分たちから、だんだんと形になってきた目標を見据えて(相変わらずどたばた駆け回りながらも)道を進んでいけるこれからの10年にしていきたいなと思っています。
ハプニングも。
4月、出かけた先から帰ってきたとき、約10年お店の玄関でお客様を迎えてくれていた招き猫が盗難に。
空き巣に入られたということよりも、大切なまねきねこが奪われたことにショックを受け、そしてその後帰ってきたときの姿にさらにショックを受けました。
が、悪意を持って破壊されたのではなく、不法投棄だと思った方が丁寧に壊してくださったと知り、ちょっと安心もしました。
その後、お店に入った泥棒は警察の捜査によってつかまりました。
連絡した直後すぐにお店にやってきてくださった警察の皆さんの、私たちへの心遣い(それはちょっとしたやりとりの中での一言だったり、本当にたわいないものだったけれども)が何とも嬉しかったことも、この出来事が単なる嫌な思い出にならなかった理由だと思います。
もう一つの、これと並べるのはおこがましいほどのハプニングではありますが、「園遊会」のお手伝いも今年の良い思い出。
出かけた先での出会いや学んだことがたくさんあったのはもちろんで本当に貴重な経験をさせていただいたのは間違いないのですが、さかな家店主も私も「出張」もしくは「研修」のつもりでいたのです。
その「つもり」と受け止めた町の人たちの反応の「差」がまさにハプニング(笑)
「おめでとう」と言われた時、なんと答えていいのか最初は分からずただ苦笑いをするだけでした。
でも、10年間の仕事ぶりを見ていただいてのこの反応だったとすると、それはそれでありがたいなあと思ったり。
真面目に、ひたむきに仕事に向かってきたさかな家店主がいただいた大きなサプライズプレゼントの一つだったかもしれません。
娘は4年生になりました。
いろんなことが見えてきて、会話の内容が少し大人びてきた娘。
かと思うと、急に甘えて手をつないでくる娘。
担任の先生に「お父さんお母さんの仕事ぶりと働く意味を、よく見て理解してるんだなと思います」と言われて、ものすごく感激した、なんてこともありました。
忙しい時はお店にやってきて、洗い物を黙々と続けたり、お出しする料理の下ごしらえや簡単な盛り付けを手伝ったり、本当によく「働く」娘。
新しい年になったら、ほんの1か月で10歳になります。
どんな大人になっていくのか、とっても楽しみです。
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