梅花人参の仕込み。

今年のおせちの仕込みはなかなか大変。
実は、普通の仕込みで大忙しの中「記録写真を撮ってほしい」という以来が知人からあり、それも平行してやっているのです。
いいカメラの使い方に慣れるまでが一苦労(笑)
というわけで、先日の「民報サロン」でもご紹介した「梅花人参」について、いいカメラで撮影した写真とともに(笑)ご紹介。
(尚、梅花人参の仕込みは12/27に行いました)
まずはこちら。包丁が独特な形でしょう?
これは「剥きもの包丁」というそうです。
軽くて刃渡りが短くて、細かな作業をするのに向く包丁。
いつもはこういうのは使わないのですが、今回さかな家店主が貸してくれました。
昨年も貸してもらったのですが、作業よりも包丁に慣れるのに時間がかかり結局途中でいつもの文化包丁に替えていました。
今年は、少しだけ包丁に慣れたこともありこちらで。
一つずつ、花びらの形を作っていきます。
自分の中ではいろいろ課題も見つかるのですが、とりあえず全部合格をいただきました。

おかげさまでサロンで注目を浴びた「梅花人参」。
お客様からお声がけもいただき、今年は急に注目の一品となりました(笑)
というわけで、さかな家店主も挑戦。
・・私のほうが旨かったかも(笑・冗談です)

ところで、おせち料理はロスが多いです。
ニンジンにしたって型抜きの外側の部分や花びらを形作るのにむいた部分は、本来はもちろんおいしく食べられるところ。
おせちに関して言えば、味はもちろん見た目も大切なので食べられる部分であっても使えない部分がたくさん。
ご覧いただくとわかるのですが、右がおせちに使う分。左が使えない分。
大体半分はおせちとして使えないのです。もったいない!

というわけで、これは全部保存して別の料理に使います。
魚のアラと一緒に作る具沢山のアラ汁とか、細かく刻んでソースの元にいれたり。
もちろんこのままの形で何かに使うことはありませんが、ちゃんと全部を美味しくいただきます。
どーーーーーうしても使いきれないときは、最終的に賄いカレーに(笑)


見づらいけれど、花びらの形をつける前と後のニンジン。
「何で『梅花』なのかな?『桜花』じゃだめなの?」と思ったことがある私。
これ、よく見るとニンジンの中心部分が梅のおしべにも見えませんか?
型で抜いただけだと、ただの「花の形のニンジン」ですが花びらをつけると旧にそんな風に見えてくるから不思議です。

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