ツイッターなどでは何度かご案内しておりましたが、「2012 ふくしま手ぬぐい」が、前回同様友人でデザイナーをしている伊藤由希子さんにデザインをお願いし販売する運びとなりました。
今回、手ぬぐいを作るならこのテーマで、と思い続けていたのが、『一歩』。
震災で、また原発事故によって、さまざまな場所でさまざまな方がさまざまな状況にいらっしゃいます。
未だあの日以降の悲しみ・苦しみの中に立ち止まっていらっしゃる方、苦難の中から立ち上がろうとしていらっしゃる方、復興に向けて既に動き始められた方。
震災から2度目の夏。それぞれが今いらっしゃるところから、一歩、前に進めますようにという思いを込めました。
デザインのイメージは、これまで、そしてこれからのあしあとから芽吹いた芽からいつか花が咲くというイメージ。
デザイン担当の伊藤さんが選んだのは、「ネモトシャクナゲ」。
福島県の花です。
「高山の過酷な環境の中にあっても、ひたむきに美しい花を咲かせるネモトシャクナゲですが、福島県の雄大な自然を想起させるとともに、花そのものの力強さというか、たくましさといったある種の「揺るぎなさ」のような凄みを感じずにはいられません。
ネモトシャクナゲの花言葉は「荘厳」とか「威厳」なのだそうです
このような花のイメージからなのでしょうか、いずれの言葉にも、「厳」の文字が含まれています。
周囲がいかに自らにとって棘のごとき環境にあっても、芯を曲げずに存立して耐えながら、そういった苦労を微塵も感じさせないくらい、たおやかな容貌を見せて周囲を和ませる。」
「随想・都道府県花暦」より引用
福島県はじめ被災地域において、このネモトシャクナゲのようにひたむきに美しい花が咲かせられますように。
近日中に、こちら「2012ふくしま手ぬぐい『一歩』」のご予約申し込み受付を始めます。
もうしばらくお待ち下さい。
なお、昨年制作した初代「ふくしま手ぬぐい」も引き続き販売中。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
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