6/30(月)、毎年恒例の矢祭小学校2年生が「町たんけん」の授業のために当店に来てくれました。
記録をたどってみると、初めて受け入れたのが2016年。
まだ元気だった店主の父と母が対応したのでした。
(その時のブログが残っていました→矢祭小学校2年生のお店見学。 )
それ以降毎年、2年生の皆さんがお店を訪ねてきてくれています。
年々店主の気合が入るようになり、ついに昨年からは子供たちが来てくれるその日に合わせて、市場に出向き仕入れをするようになったのでした(笑)





通常の仕入れに加え、「子供たちが喜びそうな」「珍しい」魚を仕入れようとする店主。
市場に行って「子供が喜びそうな魚ありますか?」と聞く魚屋はそんなにいないんじゃないの?と傍で聞いててちょっと焦るおかみ。
ありがたいことに、お世話になっている常洋水産の皆さんが店主と一緒に頭をひねり「この魚はどうですか?」「これは珍しいけど、子どもたちにはわかりづらいかも…」と考えてくれました。
そうして子どもたちを迎える用意を進める店主。



今年は2グループがご来店。
「この中で一番人気のお魚はどれですか?」
「このお魚はどこでとれたんですか?」
「毒のある魚はいますか?」
等、様々な2年生からの質問に答えつつ、グループごとに興味を持ったことについて説明を加える店主。
上の写真は、丸の魚から刺身が出来上がるまでに使う包丁を説明している様子です。
また、この日はトビウオが入った(市場の皆さんのご協力のおかげ)ので、子供たちに羽を広げて見せ、実際に触ってもらったりもしました。
「この魚、目が光ってる(めひかりもいました)」
「かつおって大きいんだね」
「この赤い魚、鯛?(きんきでした)」
実際に食べたことがある魚はもしかして少ないかもしれないけれど、町の魚屋にいろんな魚が入ってくること、それを調理してお客さんの食卓に上がるまで、骨やアラもおいしく食べられることなどを感じてもらえたんじゃないかなと思います。
子どもたちの生き生きした表情に、今回も大満足の店主でした。
さて。
実はその後が店主の本番です。
子どもたちが喜びそうな、珍しい魚を仕入れたのですが、それで終わるわけもなく。
キチンとおいしくお客様に召し上がっていただけるようにしなくてはなりません。



刺身やそのままで販売した魚ももちろんありますが、開いて干したり、下処理して販売したり、南蛮漬けや煮魚にしたり。
子どもたちにはその姿を見てもらうことはできませんが、ここまでが魚屋のお仕事です。
子どもたちが喜んでくれた後、大人のお客様がたくさん喜んでお買い物をしてくださいました。
ありがたいことです。
またぜひ来てもらいたいです!
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