矢祭小学校2年生のお店見学。

ひとりごと

矢祭小学校の2年生の子供たちが、お店探検に丸安魚店にきてくれました。
統合されてから初めてのことで、丸安としては本当に久しぶりの子供たちの探検です。20160610_094654
「この魚はどこの市場で仕入れるんですか?」
「水戸だよ。水戸って何県かわかる?」「わかんない」
「じゃ、ここは(何県)?」「矢祭~!」「…(苦笑)」
さかな家店主の父が質問に答えるのですが、なんとも無邪気で元気のいい子供たちにずいぶんと丁寧に答えていました。
「ここには何匹くらい魚がいるんですか?」
「何匹?それはわからないなあ。何種類にするか?何種類あるか数えてみな」
「1,2,3,4,5,…あれ?豆腐?」「これはちがうよね」「…(苦笑)」
トレイに乗っているわけではなく、ラップに包まれているわけでもない丸のままの魚を子供たちが間近で見るのは初めてのようで、興味津々の様子でした。

5㎏のヒラメを子供たちに見せる父。

5㎏のヒラメを子供たちに見せる父。

「ほら、こんなのもあるよ」
取り出した大きなヒラメに驚く子供たち。
「え、これ、生きてるの?」「もう死んでるよ」
「へえ、こんな大きなの初めて見た」
「これ、どうやって食べるかわかる?(お刺身、煮つけ、フライなどの料理方法を聞いた父)」
「わさび~!」「醤油~!」「…(苦笑)」
本当に無邪気です。
「お魚好き?」「好きです!」
「そうか~、何が好き?」「マグロ!」
「そうか、マグロは魚の形のままでは仕入れないからなあ。」
「僕カツオが好き」
「お、カツオは今おいしいよ。これからもっとおいしくなるよ」
「カツオってどれですか?」
「これだよ」「へえ、大きいな」
子供たちが魚が好きだと聞いて、父はもちろんさかな家店主も嬉しそう。
子供たちが一番興味を持ったのは…

子供たちが一番興味を持ったのは…


「あの、魚に触ってみてもいいですか?」
「いいよ。後でちゃんと手を洗ってね」
アジのぜいごのざらざらを触る子、イワシをつかもうとして中の氷の冷たさに驚く子、逆に怖がって触れない子、さまざまでしたが。
一番の人気は「金目鯛」。
「これは、ここに出てる中では一番高い魚だよ」「へえ」
…ということではなく、子供たちの興味を一番引いたのは
「金目鯛の目玉って、スーパーボールみたい!」「…(苦笑)」
無邪気な子供たちです。

「じゃあ、そろそろ行こうか」と付き添いの先生が言ったので、特別に調理場に入ってもらって手を洗ってもらいました。
仕事に戻った父が先ほどの大きなヒラメをおろし始めると、またも子供たちは興味津々。
「これ、さっきのヒラメ?」「頭とか骨はどうするの?」
「今日のは捨てちゃう」「え、こんなに大きいのを?」
「よかったら、持って帰ってもいいよ」「えー!!(笑)」
「ほら、これ、卵だよ」「え?卵?変な形~!」
「ここから1匹生まれるんじゃないよ。何千匹も生まれるんだよ」「いくらみたいな感じ?」
「そうだよ」
父と子供たちの会話は最後まで和気あいあいでした。

そして最後に。
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「魚切るの、じょうずだね」と一言。
これには父も母も店主も大爆笑。
「そうだね、お仕事だからね」と笑いながら答えました。
最後の最後まで無邪気な子供たち。これからお魚もいろいろ食べてくれるといいなあ。
ご来店ありがとうございました。

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