「さかな家の」になるまで。

おかげさまで、好評販売中の「さかな家のふくしま手ぬぐい」。
第2便も無事に到着し、現在通販も再開しております。

ところで、この「ふくしま手ぬぐい」。
染物屋さんから到着したときには「ふくしま手ぬぐい」状態です。
たたんだ状態で袋に入れてはありますが、まだ完全な「さかな家の」ふくしま手ぬぐいにはなっていません。

そこで必要なのが、仕上げ。

「さかな家」と言うスタンプが押された紙の帯をし、オリジナル小冊子を袋に入れテープで止めたらようやく「さかな家の」がつくわけです。
(別にそれをやったから手ぬぐいが変わる、と言うわけではありません。
あくまで私の気持ち的に、という意味)

まずは帯締め。
効率的に仕事が進むよういろいろ試してみましたが、やっぱり一つ一つやるのが早かった(苦笑)
薄い和紙の帯なので、慎重さが必要。
慎重さとかデリケートとか、そういう言葉から縁遠い私としてはかなり難易度の高い仕事です(汗)
冊子を滑り込ませたら、後はテープで止めるだけ。
いつもは娘がそのテープ貼りをやってくれるのですが、この日は大量発送が控えていたのでそこまで私の仕事になりました。

その後、検品。
ご紹介します。
左が当店の「鬼の検品係」。
「これ、(帯の)『さかな家』が真ん中になってない」
「冊子はちゃんと左の下の方に入れてくれないと」
いやあ、手厳しいったら!
最初は、「ま、チェックするといっても、いずれ飽きるだろうし、それまではお付き合いするか」と思っていたのですが、なんのなんの。
最後まできっちり検品され、いくつかは差し戻されやり直ししたのでした。
こう書くと「やっぱり、雑な感じなんだね。さかな家女将って」と思われるかもしれないけれど、そうじゃなく(断言)、娘のチェックが厳しすぎるのですからお間違えなきよう。

  

この日は大量発送が待っていたので、10枚ずつを束ねることに。
ちなみに、束ねるための赤い紙帯は、染物屋さんが束ねていたものをリユース。
私はまだまだ「さかな家の」の仕事があったので、娘がこちらの担当に。
たたんである手ぬぐいが袋に入っているため、袋がつるつる滑って仕事がしづらい様子。
でもどうにか最後までやれました。
お疲れ様。娘。

時々、思うように行かなくてかんしゃくを起こしちゃったりする娘ですが、不思議なことにこの手ぬぐいの仕上げ作業は「私がやらなくちゃ」と思っているようです。
作業をしながら、学校のことや友達のことなどいろいろ他愛のない話をするのが、私はとっても楽しいし、普段取れそうでなかなか取れない時間になっています。
本当は2-3日かけて仕上げるはずが、作業が思った以上にスムーズに進み、全部が「さかな家のふくしま手ぬぐい」になりました。
これから、お買い上げいただいた皆さんのもとへ飛び立つその日を待っています。

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