2015年を振り返る。

2015年が、あっという間に駆け抜けていきました。
あともう数時間で新しい年がやってくるなんて。びっくりぽんです。

今年は何かと忙しく、しかしその忙しさの大半がお店の外での出来事だったりしたので、なかなか大変でした。
「今週、お店に出られるのは何日あるのか」なんて、週の初めに手帳で確認したり。
覚悟はしていたけれど想像以上のハードさで、家族やスタッフ対する申し訳なさと、自分のふがいなさと。
3月まではこのペースで駆け抜けることになりそう。それは、覚悟しております。

さて。

とはいえ、今年は「旅」の1年でもありました。
元々あちこち飛び回っている私たちですが、多くは買い出しのための遠出でした。
今年はまさに「旅」と言うのにふさわしいお出かけであちこちに。

春出かけた大阪。夏出かけた京都。
(お仕事だけど)私一人で出かけた群馬。店主は台湾にも。
店主は、京都で「おばんざい」に衝撃を受けました。

そして、一番大きな思い出になったのが「福島県内を巡る旅」。
コードF-5と言うイベントで、県内各地30か所を回りました。西会津、南会津、相馬、川内、飯坂温泉…
初めて足を運ぶ場所で、素晴らしい景色と美味しい食べ物に出会いました。


お店と全く関係がないようで、その土地土地で感じた「その土地ならではの魅力は何物にも代えがたい」と言う気持ちが、今年後半お店で出していた「やまつりの恵み」につながったような気がします。

お店の中での大きな変化と挑戦と言えば、店内の改装とその間わずか4日間の「さかな家のおひるごはん」。


単なる定食ではなく、地物を中心にひと手間かけた料理をあれこれ楽しんでもらおう、と言うコンセプトで献立を考えました。
なかなか大変ではありましたが(苦笑)、その後の反響・お問い合わせの数を考えると、単に「楽しかったね」と過去の話にしていられないような感じがしています。
旬の野菜は買うより貰う方が多い、と言う土地柄、季節の野菜をお店で出すことはともすると「いつも食べてるから」と敬遠されがちです。
その中で、ひと手間かけた料理が特に女性のお客様に大きな反応が見られたことは、今後のヒントになる大きな衝撃となりました。

さて。我が家としては。
娘がよさこいのチームに入り、週末出かけることが増えてきました。
創造していた何倍もよさこいにはまり、暇さえあれば踊っているような娘の姿がまぶしく、ひとつのことに熱中できることがちょっとまぶしく感じたり。
仕事はもちろん大事だけど、それ以外の時間を自分らしく使えているかとふと我が身を振り返ったり。
来年は、そのあたりも考えていきたいところです。

最後に。

スライドショーには JavaScript が必要です。


ちゃとらは、まだ帰ってきません。
2011年の秋、ふらっとやってきたちゃとら。
日の当たる毛布の上に、気づいたらさも昔からそこにいたかのようにお昼寝をしていたちゃとら。
鉢の中の金魚やメダカには全く目もくれないのに、毎年季節になるとツバメを仕留めていたちゃとら。
小さな子どもが無茶な体制で抱っこしても、暴れたりしないでしたいようにさせていたちゃとら。
玄関前のマットにでんと座り、お客さんをお迎えしてくれたちゃとら。
私たちが走り回っているときでも、縁側でごろんと寝転がり大きなあくびをしていたちゃとら。
郵便局へ用事で出かけた時に、あとをついて歩いてきてくれたちゃとら。
うちにふらっとやってきたように、どこかのおうちの軒下にまたふらっと居着いてかわいがってもらっているのかもしれません。
でもちゃとら、今でも外で何か物音がすると、お前がやっと帰ってきてくれたんじゃないかって今でも外を覗いてしまうんだよ。

1年が終わります。
来年も、良い年になりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました