店主の宝物。

店主が何やら作業をしています。
セロテープを取り出して、何かを修理しているようです。
手元を覗いてみると…それは、ハンガーでした。
クリーニングに出すとついてくるような、針金のハンガー。
いつも仕事の合間の休憩時間の時に白衣をかけているハンガーです。


時々店主はこのハンガーの「修理」をしています。
何しろこのハンガーは店主にとってとても大切なハンガーだからなのです。

平成21年6月にもらったものです。


ハンガーの中央には
「おとうさん
 あしたいっしょ
 にあそぼ」
と、書いてあります。
時が流れインクが消えかけてしまっていて私には判読できませんが、店主は今でもちゃんと読めるのだそう。
これは、娘が幼稚園の年少さんの時に作った、父の日のプレゼント。
店主が、娘からもらった初めてのプレゼントです。

お店でこのプレゼントを受け取った店主は、その日から毎日、白衣をこのハンガーにかけています。
軽くて丈夫なおかげでハンガーは壊れることはないのですが、テープで張り付けてある娘が描いた絵とお手紙が書かれた紙がはがれてくるので修理が必要なのだそう。

娘はもうする14歳。
おかげさまで、今でもこのハンガーを使ってくれることを喜んでくれています。
大事な宝物です。

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