(ご報告)第7回南郷を楽しむ会(その1)を開催しました。 Part 1

南郷を楽しむ会
タンクに入れられてから7日目の「ひやおろし」。炭酸ガスがたくさん出ていて、もこもこ膨らんでいるようにも見えます。

去る2月15日(土)、「第7回南郷を楽しむ会」を開催いたしました。
例年、この会の計画するのは11月に入ってから。
当店の「南郷を楽しむ会」は酒蔵見学が会全体の目玉の一つなので、南郷さんこと矢澤酒造店さんの酒造りの計画に合わせて日程などを決める必要があるからです。

ところが、今回予定を決めたのは9月のはじめ。「珍しく段取り良くはじめられたなあ」なんて思っていたのもつかの間。
その数週間後から、まだ今年のテーマも決まってなければ告知もしていない段階で、なんと。

予定数の半分のご予約を頂戴しました。さらに、翌月にも。

・・・というわけで、なんと矢澤酒造店さんで酒造りが始まる11月の頭には、ほぼ予約で満席状態という、これまでにないことが起きました。

これまでになかったことがもう一つ。それは、ご予約してくださったお客様のほとんどすべてが初めてのご参加で、しかもそのうち半分が矢祭町にも初めてだとということ(町内参加者がわずか3名!半数が埼玉から、数名がお隣大子町から、最多出場の方は東京からのご参加でした)。
特に一見さんお断りというわけではありませんでしたが、これまでは何回か参加してくださったお客様が、初めてのお客様がリラックスして参加できるように声をかけてくださったりしていたこともあり、ちょっと緊張感がいつもより高まりました(もちろん、そんな緊張は会が進むうちにすっかりなくなったのですが・笑)

というわけで、今回のテーマは「南郷のこれまでとこれから」としながら、裏テーマとして「南郷と矢祭と、できればさかな家も好きになって帰ってもらおう」ということになりました。

さて。

第一部は、矢澤酒造店酒蔵見学。

初めて参加される方はもちろん2度目3度目の方も、そして毎回参加している私(おかみ)自身も、蔵に入る瞬間から香るお酒の良い香りに心躍り、そして、自然光が入って明るい蔵の中の様子を見て、何となく神聖なところに特別に入らせていただいているような気持になりました。
特に、今まさに醸されているタンクの上に立ち、香りを嗅いだり耳を澄まして音を聞いたりすると、単に日本酒の製造場所というより、命の営みによってお酒が生み出される場所というような気分になります。

毎回見学している私も、毎回新鮮な発見と驚きがあります。今回一番驚いたのはコチラ。

蔵が開かれてからずっと支え続けている柱と礎石。

江戸末期に創業されたときに建てられた蔵を支える柱と、礎石。昔ながらの造りなので柱が石の上に乗っかっているだけなのだそうです。

震災の時も、柱はこの礎石から落ちなかったそうです。「南郷」をまさに支え守ってきた縁の下(ではありませんが)の力持ちです。

 

皆さん大満足で酒蔵見学を終え、いよいよ第2部・第3部のためさかな家へ移動したのでした。

(ご報告)第7回南郷を楽しむ会(その1)を開催しました。 Part 1 へ続く

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