ひとりごと

 **本日満席です**
おかげさまで本日は、ご予約にて既に満席となりました。
昨日の今頃は空席だらけだったというのに・・・ありがとうございます。
お時間によっては席をご用意できるかもしれません。
お電話にてご確認のうえ、ご来店くださいね。
050-3455-4000
0247-46-3802

先ほど滑り込みセーフのお客様のご予約をお受けいたしました。
なんやかんやと忙しい毎日です。
昨日は注文が一気に押し寄せて(あくまで調理場からに目線ですが)、どうなることかと思いました(苦笑)
さて、今日はどうなることか。ちょっとドキドキ。

今日は嬉しいお客様もいらっしゃいます。
私も尊敬する方へのお土産を調達にいらっしゃるお客様。
初任給でご馳走にいらっしゃるお客様。
久々に帰省されたお客様。
さかな家がオープンしたときにはまだ子どもだったのに、いつも間にか大人になられたお客様。

どんな雰囲気になるかなぁ・・・

いや、そんな感慨にふけっている暇はありませんでした(汗)
仕事に戻りますね。
明日は現段階では十分に席に余裕がありますが、今日のようなことも考えられますからご予約はお早めに。
明後日は臨時休業ですから、連休中のご来店は計画的に(笑)

今年の春休みは、娘と二人で帰省して来ました。
祖母の米寿のお祝いと、父の定年退職を見守る(笑)ため。

父の定年退職は、本人の意思とは関係のないところで2度ほど延長され(延長される定年退職ってなんだよ、と思われるかもしれませんが・笑)今年となったわけですが、偶然にも父の最後の出勤の日の夜に祖母のお祝いが出来て、なんとも感慨深い1日となったのでした。

さて、実家に帰るとあちこち行きたいところがありまして。
おもに食べもの屋さんなのですが(笑)

こちらは、私が子どもの頃からおなかと心を満たしてもらっている「プチレストランTomato」。
こちら、実は私が世界で一番美味しい洋食屋さんだと思っているお店。こうして同じ飲食店に携わるようになった今も、尊敬しているお店の一つです。
何がすごいって、本当に目立たない、町の洋食屋さんなのにトマトソースもデミグラスソースも超本格的。
子どもの頃に「チキンカツレツミラノ風」が好きでよく食べていた、何て言ったらちょっと驚かれそうなのですが、実にリーズナブルなお値段で楽しむことが出来るお店。
そして、写真を見てお分かりの通りみんな違う料理を注文するのに、ほとんど同時に出てくるという。
そんなお店の厨房を担当しているのは、なんとご主人一人。
サービス担当の奥様は、どんな大勢のご注文も1度で記憶し、注文した人の前に間違いなく料理を出せるすごい人。
ああ、毎回行くたびに感激する店ってあるんだなあ…と子供心に思い続け、そして今も思えるお店でよかったぁ。

たとえばこのぐつぐつ美味しそうなドリア。
たとえばこの、一口目は甘いのに薫り高くスパイシーなカレー。

・・・はいすいません、こんなの食べて大きくなりました(苦笑)

久々の訪問となりましたが、家族でそれぞれの料理を少しずつ分けながら、父の定年退職、第2の人生をお祝いできたことは本当に嬉しいことでした。

プチレストランTomato、高山市街から少しはなれたところではありますが、是非行ってみて下さいね。

 昨日・今日はとっても温かく、我慢していたつぼみたちが一気に花開いたようです。桜も、後もう少し。
日が長くなって、日ざしが冬とは明らかに違ってきて、空気が春めいてくるとなんともそわそわ落ち着かなくなって…
ん?あれ、これなんか去年も書いた気がするな、とふと思い、ブログを書き始めた当時(ん?スタートは2005年か!)からの4月の記事を読んでみると…

ふふ、桜が咲いたご報告とこの「そわそわ」が大体4月の最初の内容になっています(笑)
4月と言うと、地元ではほぼ1ヶ月間飛騨各地で地域のお祭があります。私の生まれ育った地域のお祭は、どうやら昨日だったみたい。
(4年前の春に帰省したときの祭の様子 その1 その2)

飛騨の祭と言うと、とにかくもっとも盛大で優美なのが「春の高山祭」。
と言うことで、今年はこちらの手ぬぐいを飾ることにしました。
あざやかな色で染め抜かれたこちら、実は高山祭の衣装に使われる染物を一手に担っている工房で先日購入したもの。
高山祭というとどうしても豪華絢爛な屋台を思い浮かべる方が多いでしょうが、実は衣装もとっても素敵。
役割に合わせて伝統的な衣装を身にまとい、祭の行列に花を添えています。
もっとも鮮やかなのは、「闘鶏楽(とうけいらく)」と言う舞楽の一団。
平たい鉦を麻縄で肩から吊り下げて打ち鳴らすものです。
この手ぬぐいのきれいな朱や黄、青はそれらの衣装に使われたもの。
(…と手ぬぐいを買ったときに、お店の奥様がおっしゃっていました)
この闘鶏楽、発祥はやはり高山祭だそうですが、実は飛騨各地のお祭にも伝播しています。
衣装に染め抜かれた柄は、きっと本家とは違うのでしょうが、やはり同じようなクリーム時の着物に朱・木・青・紺で染め抜かれた鳳凰の模様の衣装、白足袋・一文字傘(何名かは鳥の羽のついたもの)・草履という姿です。私も春の祭というと、闘鶏楽の鉦の音が耳の奥で響きます。

この手ぬぐいを飾ったときに、さかな家店主にそのいきさつを説明したのですが、闘鶏楽自体を知らないさかな家店主には旨く伝わらなかったようで、「ん?鉦をならして?着物で?練り歩く?・・・ちんどん屋みたいなもの?」などと不届きなことをいっていました。
今これを読んでくださってる皆さんにも伝わりにくいでしょうね。

ということで、youtubeで動画を探してみました。
jaja8741さん投稿「闘鶏楽 2」
私にとって、飛騨の人たちにとっての「春の音」の一つであることは間違いありません。
一番は、自分の地域のお祭の神楽ですけどね(笑)

今年の3.11は、静かに過ぎていきました。
地震がおきた14:46。
お店の周辺はその少し前から車が通る音すらしない、静かな町になっていました。
私とさかな家店主は、あの時と同じお店の調理場の中で数分間の黙祷をしました。
残念ながら亡くなられた多くの皆さんが安らかでありますように、またその家族や仲間の皆さんの悲しみが少しずつ癒えますように、と祈りながら。
また一方で、その瞬間からのいろんなことが、忘れてしまっていたふとしたことまで次々と頭をよぎっていきました。

何が起こるのか、一瞬先のことすら全く想像できなかった頃でした。
でも、改めて思い出してみると恐怖心よりも、「どうにかしなくちゃ」と言う気持ちが強かったような気がしています。

上の写真は、当店の記録の一つ。
毎日の「本日のおすすめ」のファイルです。
真ん中のおすすめメニューは、震災の前日3/10のもの。
その次のページは、3/22。
お店は3月11日の震災当日から13日まで営業しませんでした。
建物や食器、お酒類に被害はなかったけれど、正直「そんな気持ちになれない」といった毎日でした。
14日からはお食事提供という形で営業再開。
まともな仕入れができなかったなか、あるもので対応できるお食事が並びました。
なぜおすすめメニューが3/22に再開したかと言うと、それまでは1種類のお食事だけだったから。
3/22からようやく、メニューを選んでいただけるように(といっても、2択ですが)なったわけです。
いらっしゃるお客様はほとんど決まった方たちでしたが、それでも「来て下さる」という気持ちが私たちのやる気に繋がったし、先に対する不安を少し和げる心の支えでした。

もう一つ、心の支えになったのは、メルマガ。
震災当日以外、営業をしなかった日もずっと毎日メールを配信し続けました。
パソコンが使えない時期は、携帯から。
ご遠方で心配してくださっている皆さんへ「大丈夫だよ」と言うのを伝えるためでもありましたが、メールを書くことで冷静な自分を取り戻すことが出来たように、今思うと感じています。
メルマガ3/12ははかなり緊迫しています。
さまざまな情報に翻弄されていたこと、現実に起こっていることがまだちゃんと把握できていない頃です。

メルマガ3/13-3/17までは、メールを携帯から配信していた時期。
パソコンでネットが使えなかったので、携帯からメルマガ配信サイトに原稿を送っていました。
こうして振り返ると、自分たちが一番大変だと思っていた時期が、思いのほか短くてびっくりします。
そのくらい、濃厚でいろんなことがめまぐるしく変わった毎日だったのでしょうね。

ようやく1年。まだ、1年です。

 

偶然、見つけました。
どちらも「さかなや手ぬぐい」。
右側は、ご存知「さかな家手ぬぐい」。当店オリジナルの手ぬぐいです。
左側は、こちらも手ぬぐい好きは当然ご存知でしょう、超有名手ぬぐいブランド(ブランドと言う言葉は合わないと思うが、代わりの言葉が見つからないからあえて使う)「かまわぬ」さんの「手ぬぐい商店街」シリーズの「魚屋」です。
「手ぬぐい商店街」シリーズを知ったのは随分前だったのですが、そのときは多分魚屋見つけられなかったんだろうなあ。今回初めて見つけ、つい衝動買い(笑)

 恐れ多くも、「さかなやコラボ」しちゃいました(笑)
調理場の入り口の暖簾代わりの手ぬぐいに。
長さが違うのはご愛嬌。柄を両方ともちゃんと見せたかったので、長さの調節はあえてせず。
なんとも素敵な入り口になりました。
色合いも良く似た紺色なので、兄弟みたい。
よりいっそう「さかなや」らしくていいなと、とっても気に入っています。
「魚屋」は、たくさんの魚介類がまさに魚屋のように陳列されていて、眺めているだけでも楽しい手ぬぐい。
「さかな家」は、福島の美味しいものと福島への愛がちりばめられています。
当店で取り扱っているのは「さかな家」だけですが、どうぞご来店の際にはゆっくり「魚屋」もご覧くださいね。


調理場で扱う食材も、徐々に春の色に変わってきました。
左上から順に
・芹
・芹・菜花
・葉たまねぎ(とその他諸々)
・芽キャベツ・桜の葉
・(あんまりお見せできないけれど)それらを一時置きしているところ
です。
あざやかな春の緑の野菜たち。
そのまま生の状態で置いておけば褪せてしまう緑は、こうやって下処理をしておけば長持ち。
でも、茹でた後水にさらすと、せっかくの味わいが飛んで水っぽくなるのだそうで、こうして扇風機の風に当てて・・実は食器洗浄器のところにある食器を冷ます用のなのですが(苦笑)・・・冷まします。

このあざやかな春の緑が調理場の登場し始めると、なんとなく冬の間からお出ししているかにクリームコロッケとか、カキの豆乳グラタンの白は、少しもったり感じるから不思議です。

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去年の春、たぶん震災後だと思うんだけどせっせと作って冷凍しておいた、自家製いちごアイスクリーム。
1年前、「これ、店で売ればいいのに」とおっしゃってくれたお客様がいる。
メニューの一つじゃなく、「アイスクリーム」として販売してみろ、売れるぞ、とおっしゃった。
とはいえ、いきなり言われても・・と、カップ代わりにイクラを冷凍保存したり塩辛を売ったりするときに使う透明なカップを使って、作り方も作る量もは一切代えないで、作った。
その後、そのお客さんは本当に買いに来てくれた。
しかも、大量に。
「この前みんなに食べさせたら旨かった、って喜んでたから」と、決して安くはない、「手作り感丸だし」そのアイスクリームをあるだけ全部。

「これ、売れるぞ。絶対売れよ」といってくれたその人に、私はなぜかかわいがられてた(と思う)。
お店に来たときに、どこかで偶然会ったときに、いろんな話をしてくれた。
たまたま偶然参加したイベントの準備の時には、イベントを企画するときの運営面のいろんなことや、「組織ってのはな」なんてことまでいろいろ教えてくれた。

その人は、もういない。

結局去年はいろいろあって、そのアイスクリームを「商品」として大々的に販売することは、なかった。
最近になって、オットはそのアイスクリームを宴会のデザートとして使うようになった。
カップに入った、そのままの形で。

今日。
「お客さんが、もしあるなら買って帰りたいって言ってます」と、パートさんが言った。
オットは(まだ実は大量にあるのに)「6個までだったら、なんとか」と答えた。
「全部欲しいって事です」とパートさん。
いや、珍しいこともあるもんだね、なんて少し笑ってパートさんに聞いた。
「どんな人?」

「めがねをかけた○○さんという方です」。
・・・びっくりした。
私がお世話になった、「アイスクリーム売ればいいのに」といってくれたその人と同じ名前だったから。
そしてその人も、めがねをかけていた。

もちろん、全くの別人だし、それはたまたま偶然だったのだろうけど
なんとなく、あの人が「がんばれよ」といってくれたような気に、今はなっている。

 火曜日、突然やってきた「はからめ」のお二人。
ボランティア活動中の石巻から直接当店に足を運んでくださったとか。
「お土産~」と差し出してくださったのは、ワカメ。
聞くと、その日の午前中石巻で摘んできたものだということでした。
震災以降初めて海で育ったワカメです。
とにかく味見だ!ともらったその日食べたのは、「ワカメのわさび醤油合え」。
簡単な料理ですが、私はこの食べ方が1番好き。
もらったままのワカメを水洗いして、わさび醤油と。
本当だったら、一気に頬張って「うまーーい」とやるのでしょうが(そのくらい好き・笑)
そのときは、ワカメが育つまでの石巻の皆さんの想いとかいろいろ想像すると、そんな風にいただくのはもったいなくて一口一口味わって食べました。
茎のコリッとした部分と、やわらかいワカメの若芽の部分がたまらない美味しさでした。

今日、さかな家店主はそのワカメをさっとゆでて、わさびを添えてお客様に。
「石巻のワカメです」といってお出ししました。
「うわー もうワカメが育てられるようになったんだね」「美味しいワカメだね」
皆さんも、ワカメの美味しさと同時に石巻の思いを受け止めてくださったようです。

・・・せっかくだから、宣伝も一つ(笑)
今回のワカメを届けてくださった「はからめ」の「月のカレンダー」、ただ今販売中。
1月スタートのカレンダーですが、とにかく素敵なデザインと詳細な情報がすばらしいですよ。是非。
はからめ「月のカレンダー」取り扱いを始めました。
郵送も可能です。ご購入希望の方はメールを。

神棚を掃除して、新しい榊とお供え物、それに鏡餅を飾ると、それだけで空気が変わってくるような気がします。
元町参りのときにいただいてきたお札もお祭りし、「年神様をお迎えした」という気分になるからでしょうか。
神棚に関しては、お客様からいろいろ教わって現在に至っています。
真ん中には天照大神のお札で、右側には氏神様で・・・
いろいろな考え方やしきたりがあるようなので、全てを取り入れるのは難しいのですが少しでも気持ちが良いようにしたいなあといつも思っています。
榊も本当はもっと頻繁に変えていつも青々としたものを飾れればいいのですが、普段の不精がこういうときに仇となりますね(反省)
今年はなるべく、状態のいい榊を飾れるようにするぞ~(新年の目標)

今年はそれに加えて、辰年らしいお正月飾りを飾りました。
神棚の下、わかりますか??
辰年の飾り物。
(画像はクリックすると拡大されますよ。是非ご覧下さい)
これ、実は折り紙で作ったものです。
実家の母が教室(?)で習って作ったものだそう。
ここには夏からずっと、お客様が贈って下さった「ふくしま手ぬぐいで作ったダボシャツ」を飾っていましたが、お正月だしということで気分も一新、こちらを飾りました。
ダボシャツはダボシャツで粋な感じがして気に入っていたのですが、こちらもなかなか。
手作り感があふれているので見た目にもなんとも暖かい雰囲気が気に入っています。
こちら、しばらく飾っておきますので、ご来店の際に是非ご覧くださいね。

カウンターから見えるカレンダーの定位置には、今年は「はからめ」のカレンダーを。
現在当店にて販売中です。

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新年お正月三が日の営業も無事終わり、明日は貸切営業。
冬休みをいただくのは6日からなのですがなんとなく、「終わったなぁ」という気分でいます。
今年のお正月は、元日から新年会のご予約をいただきました。
忘年会のときのようなバタバタ感はなく、料理を出すのに走り回ったりはしながらもなんとなく気持ち的にのんびりした三が日を過ごせたなあと思います。
とはいえ、やはり例年のお正月とは違うなあと思ったのは「おめでとうございます」の声があまり聞こえなかったこと。
矢祭町は(ここでは何度もご紹介していますが)震災の被害も原発の影響も少ない地域。
でも、皆さん「明けましておめでとう」を使うのにためらいがあったのかなあと思っています。
お店に入ってきて、またお仲間同士で顔をあわせたとき「昨年はいろいろありました」「今年もよろしくお願いします」というような挨拶を何度もしました。
「今年もよろしく」という言葉が、こんなに心にしみこむ年もないなあ・・一番大変だったあの時お互い助け合って乗り越えたもんなあ、なんて思いながらご挨拶しました。

新年が、去年の分までたくさんの幸せにあふれますように。

カウンターに飾る手ぬぐいも、毎年お正月は白地に朱色の大胆な構図の「屠蘇器」を飾りますが、今年は昨年多くの皆さんにお買い上げいただいた「ふくしま手ぬぐい」を飾りました。
たくさんの人が福島県を思う気持ちでお買い上げくださったこの手ぬぐいこそ、今年のお正月にはふさわしい気がしています。

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いよいよ今年も後1時間。
まだまだ仕事を続けております。明日、元旦のお客様を迎える準備中です。
さて、長ーーーーーーーーーーーーーーーい2011年がようやく終わります。
新たな年になれば何か変わるのかな、いい方に大きく変わってほしいなと思いながらの毎年恒例の「1年の振り返り」。

今年は例年になくのんびりしたお正月を迎えていました。
前年大晦日までのおせちの仕込でのバタバタは同じだったのですが、お正月三が日はご予約があまりなかったことも幸いし、のんびりゆったりすごせました。

いろいろありつつも、最後に「いやあ、いい1年だった」と振り返られる1年になってほしいな。
さまざまな人・出来事との出会いを楽しみにしつつ、日々過ごしていこうと思います。
と、お正月のブログに書いていたけれど、まさかこれほどまでに「いろいろあり」の1年になるとは想像だにしませんでした。
今年の初め、「蒸しがき」をおすすめメニューに出していました。
殻付のカキが養殖されていたのは、三陸の山田町。
メールマガジンで配信する際、使っている素材の水揚げ・養殖地を記載するのですが、当時は金華山沖の魚や山田町のカキなどが入ってきていて、地図で何度も場所を確認していました。
「どんなところで育ったカキなのかな。きっとすばらしく自然の豊かな場所なんだろうな」なんて思いながら、各町・地域を紹介するサイトを眺めたりして「矢祭よりも大きな町だな」なんて思ったりもしていました。

そして、地震。

「どんなとこかな」と想像をめぐらせていた場所を、まさかこんな形で見ることになるとは・・・と、テレビに釘付けになって眺めていました。
お店で使う魚介のふるさと、というつながりしかなかった場所ですが、「テレビの向こう側」とはどうしても考えられない、物凄い喪失感を感じました。

何をどうしていいのかさえわからない中、さかな家店主が1月に受験した「専門調理師」合格がわかった3月末。
娘がわがことのように(一部誤解もありましたが・苦笑)喜んでいる姿を見て、家族で一つのことを喜び合えることの幸せを改めて感じたことは、私の今年一年の大きな収穫といえると思います。

その後。
矢祭町の見た目は、全く以前と変わりません。
地震の被害・原発事故の影響、どちらも奇跡といっても良いほど他地域に比べ少なく、私たちはほとんどこれまでと変わらない生活を送ることが出来ています。
でも、何かが違う。
何が、といわれると難しいけれど、一ついえることはこれまで無意識的にやっていたごく当たり前のことに、心が一つ一つ反応しているような感じです。
被害の小さな地域の私たちでも変化を感じているのだから、被害の大きかった地域はなおさらだろうな、と今でもずっと思っています。
地震の後、また違った意味でも私の生活は大きく変わりました。
「何か出来ないか」「自分の好きなことで」と始まった、「ふくしま手ぬぐい」の製作・販売。
思いもかけないほど大きな反響をいただきました。
手ぬぐいの販売で集まった義援金は既に20万円を超え、半分ずつ2つの団体に送金させていただきました。
集まった義援金の額にも力づけられましたが、何よりご注文からのやり取りで伝わってくる、お買い上げくださった方々の温かい気持ちにたくさんの力をいただきました。
ありがとうございました。
そうそう、手ぬぐいがきっかけとなってテレビにも出演したのでした(笑)
また、後半は「民報サロン」の執筆も。
こちらも大きな反響をいただき、いろいろな方からお声掛けいただきました。
時には電話やお手紙も。このサロンがきっかけで、私も少し福島県に根を下ろせたのかなあとしみじみ嬉しく思っています。

さあ、後30分で今年も終わります。
いろいろな思いを胸に抱えながら、新年を迎えることになりそうです。
どうぞ、来年は良い年になりますように。
立ち止まったり、後ろ向きになっている人が、一歩でも前に進めるとしになりますように。
願ってやみません。

今年一年大変お世話になりました。
来年も変わらぬご愛顧、よろしくお願いいたします。

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さかな家謹製「おせち」です。
今年もどうにか無事におせちを作り終え、お客様にお届けすることが出来ました。
今日配信したメールにも書いたのですが、3月中旬以降今日のこの日をこのように迎えられるとは思ってもいませんでした。
ここまで無事にお店を続けていられたのもひとえにお客様のおかげ、と今回のおせちはさかな家店主の気合の入れよう(と、仕入れた材料への思い入れ)がこれまでのどれよりも強かったような気がします。
それでは3段重の内容をご紹介しましょう。
(パソコンからご覧の場合、画像をクリックすると拡大されます)

《一の重 祝い肴と口取り》
 丹波黒豆紅白千代呂木 田作り 数の子土佐漬
 紅白蒲鉾 栗金団 伊達巻 たたきごぼう
 紅白なます柚子釜 のし鳥松風焼
今年は「ザ!おせち」というような盛り付けになりました。
のし鳥松風焼・たたきごぼうは初登場。
味付けは控えめにし、風味豊かに仕上げてあります。
ちなみに、さかな家店主がもっとも思い入れの強い料理は「黒豆」。
毎年毎年、「おせちの準備は黒豆の段取りと計画から」というくらい。
今年はこれまでになくふっくらやわらかい出来だったと満足げです。

《二の重 焼き物と酢の物》
 鯛姿焼き 天然氷見ぶり西京焼 飛騨牛ロースト
 那須どり手羽塩麹焼 金目鯛南蛮漬 菊花かぶ 
 金柑蜜煮 酢蓮根 いくら土佐醤油漬
 なつめ紅茶煮 矢祭柚子蜂蜜漬 栗渋皮煮
 酢〆鯛三色絹田巻 自家製からすみ 干柿柚子巻
毎年一の重でひときわ目立っていたいくら。
今年は秋に思ったほど仕込が出来なかったそうで、二の重でその存在をアピール。
なつめ紅茶煮は、地物の乾燥なつめを戻して紅茶で煮ました。
また、秋の頃作った自家製からすみは、なかなかお店で紹介できないままいましたが、
ハレの舞台でデビューです。

《三の重 煮物》
にしん昆布巻 活車海老炒り煮 あわび酒蒸し
海老真丈松笠揚げ 栗渋皮煮 もろこし豆腐
胡桃飴かけ 里芋六方 蓮根 蒟蒻 筍 椎茸
梅花人参 くわい黄金煮 牛蒡 梅ふ 絹さや
いつになく華やいだ雰囲気の三段重となりました。
今回初登場は「あわび」。実はこれ、さかな家店主からお買い上げくださった皆さんへの
「感謝の気持ち」だそう。
震災直後、心が折れそうになったときにお客様方の笑顔に随分救われたという思いを持ち続けていたさかな家店主。奮発したそうです(笑)
私の中の渾身のひとつは「もろこし豆腐」。
「高根コーン」という、飛騨の高原で作られているコーンはとても甘く旨みが凝縮しています。
夏のうちに茹でて冷凍保存しておいたものを、吉野葛と一緒に練り豆腐にしました。
香りも味も強く、また食感が楽しい一品に。
梅花人参も彩を添えています。

今回は全部で41品目詰め込んだおせちになりました。
蒲鉾と黒豆に添えたチョロギ以外は全て手作り。
お客様のお正月に華を添えられたら嬉しいです。

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今年のおせちの仕込みはなかなか大変。
実は、普通の仕込みで大忙しの中「記録写真を撮ってほしい」という以来が知人からあり、それも平行してやっているのです。
いいカメラの使い方に慣れるまでが一苦労(笑)
というわけで、先日の「民報サロン」でもご紹介した「梅花人参」について、いいカメラで撮影した写真とともに(笑)ご紹介。
(尚、梅花人参の仕込みは12/27に行いました)
まずはこちら。包丁が独特な形でしょう?
これは「剥きもの包丁」というそうです。
軽くて刃渡りが短くて、細かな作業をするのに向く包丁。
いつもはこういうのは使わないのですが、今回さかな家店主が貸してくれました。
昨年も貸してもらったのですが、作業よりも包丁に慣れるのに時間がかかり結局途中でいつもの文化包丁に替えていました。
今年は、少しだけ包丁に慣れたこともありこちらで。
一つずつ、花びらの形を作っていきます。
自分の中ではいろいろ課題も見つかるのですが、とりあえず全部合格をいただきました。

おかげさまでサロンで注目を浴びた「梅花人参」。
お客様からお声がけもいただき、今年は急に注目の一品となりました(笑)
というわけで、さかな家店主も挑戦。
・・私のほうが旨かったかも(笑・冗談です)

ところで、おせち料理はロスが多いです。
ニンジンにしたって型抜きの外側の部分や花びらを形作るのにむいた部分は、本来はもちろんおいしく食べられるところ。
おせちに関して言えば、味はもちろん見た目も大切なので食べられる部分であっても使えない部分がたくさん。
ご覧いただくとわかるのですが、右がおせちに使う分。左が使えない分。
大体半分はおせちとして使えないのです。もったいない!

というわけで、これは全部保存して別の料理に使います。
魚のアラと一緒に作る具沢山のアラ汁とか、細かく刻んでソースの元にいれたり。
もちろんこのままの形で何かに使うことはありませんが、ちゃんと全部を美味しくいただきます。
どーーーーーうしても使いきれないときは、最終的に賄いカレーに(笑)


見づらいけれど、花びらの形をつける前と後のニンジン。
「何で『梅花』なのかな?『桜花』じゃだめなの?」と思ったことがある私。
これ、よく見るとニンジンの中心部分が梅のおしべにも見えませんか?
型で抜いただけだと、ただの「花の形のニンジン」ですが花びらをつけると旧にそんな風に見えてくるから不思議です。

本日の「福島民報」の民報サロンに、私の雑記が掲載されました。
私のサロン掲載は今回が最終。
やり終わったなあ・・・という達成感とともに、なんとなく寂しさも感じています。

12/27 民報サロン 第6回(最終回)掲載分

PDFファイルです。ファイルの表示にはソフトが必要です。
get.adobe.com/jp/reader/ 等からダウンロードしてください。

 
《これまで書いたもの「タイトル」(紹介した料理)》
 ・第1回 「ホウレンソウ」(ほうれん草の茹で方)
 ・第2回 「あじごはん」(実家のあじごはん)
 ・第3回 「恋の始まり」(漬物ステーキ)
 ・第4回 「さしつさされつ」(燗のつけ方)
 ・第5回 「おせち」(柚子のはちみつ漬け)
 ・第6回(今回) 「いつか娘も」(蒸し寿司) 

終わっちゃいました~
なんというか、なんともいえない気分でいます。
「卒業」ではなくて、たとえるなら「体育祭実行委員会」みたいなのが終わった、みたいな感じ。
毎日は変わらなく続いていくんだけど、短期集中してがんばったものがなくなってなんとなくぽっかり空いてるような。

今回は、「最終回」・・いやグランドフィナーレ(自分的には・笑)ということでかなり気合が入ってしまいました。
で、身動きがとれずいつものように担当の方に相談。
思い入れがありすぎて、ありすぎて、肩どころか全身に力が入ってしまったような感じでした。
書き進めてはみたものの「なんか違うな」と、結局半分近く削除しちゃったりもしました。
肩に力が入っちゃった理由は、福島県内で子育てしているお母さん・お父さん・おじいちゃん・おばあちゃんたちに「がんばってー!でもがんばりすぎないでー!!」という気持ちを伝えたい、伝えなくてはと、変な使命感があったからなんだと思います。
とはいえ、結局堅苦しいことをかける性分ではないし、誰かを責めるような文章も書きたくないし。
で、自分らしく何かを伝えるのはやっぱりこういう形しかないなあと、今回の文章になりました。
いろんなことを思いながらの今回ですが、結局娘がどこでも強く明るく暮らしていけるために私が出来ることは、きっと自分自身が「今」を強く明るく過ごすことなんだろうと思っています。

今回の「民報サロン」の執筆にあたり、福島民報社棚倉支局のSさんには、感謝しても仕切れないくらいたくさんのお力添えをいただきました。
毎回煮詰まってしまった私の頭の中をすっきり整頓してくださり、そして「褒めて伸びる!(笑)」私の性分を一度に見抜いて育ててくださいました。ありがとうございました。
また、「ひとりごと」に載せるに当たり、縁の下の力持ちとしてpdfファイルを作ってくださったK琲K坊さん(もはや匿名ではない・笑)にも感謝感謝です。

最後に、今回ご紹介した「蒸し寿司」にも使える、さかな家店主の「寿司酢」のレシピをご紹介。
たっぷり作って保存しておけば、いつでも使えますよ。
さかな家店主はいつも何升も酢を使って一気に作り、その後酢が入っていたペットボトルに戻して保管しています。

寿司酢
酢 1合に対して
砂糖 150g 塩35g 出汁昆布 2cmくらい

作り方
1 酢・砂糖・塩を鍋に入れ火にかける。
  最初は混ぜていた方が良いです。砂糖が焦げないようにするため。
2 全部が溶けてひとつになるまで火にかける。
  砂糖や塩が溶けていないときは液体は濁っています。それが沸きはじめて溶けると急に透明になります。
  本当に劇的です。そうなったら火を止める。
3 火を止めてから、昆布を加え冷ます。
  このときに風に当てないこと(早く覚めますが、酢が飛びますからぐっと我慢)

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「鬼まん」です。
味も素っ気もなく、本当に取り出したままの状態での撮影で申し訳ありません(苦笑)
てっきり全国規模で知られている料理だと思っていたのですが、どうやら東海圏のみみたい。
簡単に言ってしまえば、「サツマイモ入りの蒸しパンの仲間」ですが、全く違うもの。
もっとモチモチしていて、サツマイモの量が圧倒的に多い感じのものです。
仕込みの合間に作ってみました。これは完全に、スタッフや家族のお茶菓子。
こちら、実はただ今お出ししている忘年会コース料理に焼き物に添えているサツマイモの残り。
菊型に型抜きし、低温で揚げたサツマイモはじんわり甘くて美味しい彩りになるのですが、大きさ的には厚めに輪切り1枚で菊は1枚。半分くらいは使われません。
そこでさまざまな食べ方で賄い(又はおやつ)として消費しています。
前回は娘と一緒にスイートポテトを。今回は鬼まん。
こういうときはどうしても洒落たものより、昔懐かしい駄菓子のようなものがさっと作れて便利ですね。
・・・まあ、鬼まんを「昔懐かしい」と思ったのは、私だけでしたが(笑)
これからおせちの仕込が本格的になってくると、こんな感じの「あまりもの、というにはあまりにも多いものたち(しゃれではありません)」の消費に頭を使うことも増えてきます。
こういうときは、私のアイデアも採用されやすい(笑)
いろいろアピールしてみようと思います。

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本日の「福島民報」の民報サロンに、私の雑記が掲載されました。

いよいよフィナーレに向かって(笑)後1回となりました。

12/06 民報サロン 第5回掲載分

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民報サロンをお引き受けした時点で、全6回分の題材みたいなものを決めていました。
その時々のいろいろな理由で、順番を入れ替えたり予定になかったものを書いたりもしましたが、今回の「おせち」は一番最初に「この日に書こう!」と決めた題材でした。
もう何年も12月になったらおせち一色になる我が家ですので、当然といえば当然。

・・・ただ、おせちにもいろいろ入っていまして(笑)
さて、何を取り上げよう、どこを取り上げようということで悩みに悩みました。
結局取り上げたのが、おせちの中でも一番地味な存在の梅花人参(笑)
もっと華麗な、それこそいくらとか数の子とか鯛とか!そういうところに「おせちの花形」に落ち着かないのが、私らしいというかなんと言うか。
ただ、私にとっては一番思い入れの強い一品であることは間違いないです。
実は、過去の「ひとりごと」でも何度か取り上げています。
今回はそれも参考に書き上げました。
「あの時こんな風に思ってたんだなあ」なんて考えながら、文章を仕上げました。
 2005-12-29 「修行の道」
 2006-12-26 「speedy&beautiful」

あの頃よりも随分包丁とは仲良くなり、昨年のおせちでは慈姑の六方向き(六角形に剥く)も任せてもらいました。
意外と私、ジーッとひとつのことをモクモクとやるのが向いているみたい(自分で言うな・笑)
今年も少しずつお正月食材が集まり始めています。
本格始動はもう少し先。それまでにそれ以外の諸々を片付けておきたいところです。

・・・ラストの民報サロンも、早めに取り掛かっておかなければ(汗)

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先週水曜日、町内の花農家…花のブリーダーである「矢祭園芸」さんに出かけてきました。
ほぼ毎年この時期に、矢祭園芸さんに伺ってこちらで作られている様々な種類のシクラメンを見せていただいています。
本来は、花屋さんなどプロ向けの展示会のようですが、毎年「来ても良いよ」という言葉にずうずうしく乗りこませて(笑)戴いています。
去年もうかがいました。去年はいろいろあった1日だったようです(苦笑)
従業員さんが丁寧に作業を続けていらっしゃる(シクラメンの花が真ん中に集まって咲いているのは、こういう地道な作業の賜物)中、私たちはさまざまな品種のシクラメンを拝見させていただきました。
画像はクリックすると拡大されます。また、画像の上にカーソルを合わせると、画像の説明がご覧いただけます。


数年前から見学させていただいていますが、初めは全部が「きれいだなあ」と眺めているだけだったのが、だんだんと「葉も茎も立派だなあ」とか、「これは去年もあったやつ(品種)だね」とか、少し感想が変わってきました。
特に八重咲きのミニシクラメン「チモ」(気付いたら、写真撮り忘れてました・汗)は、昨年地元商店街の電器店『ましこでんき』さんの展示会でいただいたものが今年一回り大きくなって花をつけているので、「どうしたらこんなに立派に育て続けられるのか」ということを展示されている説明書き等で勉強してきたりしました(笑)
矢祭園芸さんは全国に新たな品種をどんどん送り出す、まさにブリーダーとして大変有名なのだそう。
また、町内の鉢花を生産している農家さんたちの作る花も大変評判がいいのだそうです。
小さな矢祭町から、「花」を通して日本・世界へ発信しているってすごいなあと思いました。

見学に出かける数日前、矢祭園芸社長の金沢さんがテレビに(何度か)出演されたのですが、その時に
「花でお腹は一杯にならないけれど、心は満たすことができる」とおっしゃっていましたが、なるほどそうだなあと思いながら見学させていただきました。
いろいろあった今年。
矢祭の花で心安らぐひとときを過ごしていただければなあと思いながら、ハウスを後にしました。

≪追記≫
・昨日、毎年恒例の『ましこでんき大展示会』に出かけてきました。
会場に足を運ぶと、なんと矢祭園芸さんのシクラメンのプレゼントが!
そして、そこには先日拝見した「シューティングスター」「ウェディングドレス」らしい(自信ない…苦笑)鉢も発見。
今回は白と、白ピンクのウエディングドレスを戴いてきました。
大事に育てるぞ~
矢祭園芸さんありがとうございました!

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今日の福島民報「民報サロン」に、4回目の私の雑記が掲載されました。

仕事やその他諸々でどたばたしてしまっていたこともあり、「書く」に集中できないかも・・・なんて焦った今回。
ただ、今回はどうしてもこれが書きたいなあと第1回を書く前から思っていたので、前回のように泣きながら(苦笑)徹夜をしなくても済みました。

というわけで、4回目です。

11/16 民報サロン 第3回掲載分

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どうしても書きたかったのが、「日本酒」のことでした。
美味しいお酒はたくさんあるのに、「日本酒離れ」なんていわれている(らしい)のはとっても残念だし、たとえばワイングラスに注いでお洒落に日本酒を飲むのもいいけれど、私の感覚では「なんか違うんだよなあ」とずっと思っていたからです。
さかな家という小料理屋を営んでいるだけで、日本酒に対する詳しい知識とか専門的な何かがあるわけではない私ですが、私なりの思いをつづってみました。

今回文章に入れようと思いながら断念したことのひとつが、「飛騨式の宴会」。
飛騨では宴会、特に祝い事の宴のときに、ひとつのしきたりがあります。
それは「めでた」と呼ばれる民謡(祝い唄)を謡うこと。
乾杯をしてもしばらくは席を立ってはいけないのです。
料理を食べたり隣同士お酒を注ぎあったりします。
そして、その後「めでた」を謡ってからようやく席を立ってあちこちに注いで回れるというもの。
「高山めでた」「古川めでた」「益田(ました)めでた」など、地域によって節回しや言葉が違います。
実はこういうしきたりがあると知ったのは、社会人になってから。
私が働いていた飛騨北部の古川町(現飛騨市古川町)は、特にそういうしきたりが残っているところだったようで、職場の宴会(歓送迎会や忘年会など)では必ずこの「めでた」が出ました。
この飛騨古川では、まず「若松様」と呼ばれるご詠歌に似たものを謡い、その後手拍子で「めでた」を謡います。
(私は後について謡うしか出来ませんでしたが、手拍子は一緒にやってました)
初めはなんとも面白く楽しいしきたりだなあと思ったものですが、今になってみると物凄くいい風習だなあとしみじみ思います。
・・・古川めでた、若松様の音源を見つけましたのでリンクしておきます。
興味のある方、是非聞いてください。
飛騨市観光サイト ぜんぜのこ めでた
これが書けたらいいなと思ったのですが、何せ説明が難しく(笑)
ただ、私にとって「日本酒」は「宴」に欠かせないものであり、「宴」は仲間とわいわい楽しいひと時を過ごす時間であり、そしてそのスタートが「めでた」である、といった具合に強く結びついていることは確かです。

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月曜日、臨時休業をいただき家族で過ごす時間を作りました。
ふと気づくと、我が家の場合私とさかな家店主で出かける時間が圧倒的に多く、その次は私と娘。
娘とさかな家店主、娘とさかな家店主と私で出かける・・・いや、そこまで贅沢を言わなくても「一緒にすごす」という時間は、眠る時間を除けば1週間で4-5時間あるかないかというくらい。
これは、自営業のご家庭なら多くが抱える悩みかもしれませんね。

というわけで臨時休業。
お休み前の夜はそわそわしてなかなか眠れない・・・娘とさかな家店主。
「もうさ、こうなったら今夜のうちに出かけて、どっか泊まっちゃおうか」なんて(笑)
まあ、そういうわけにも行かず、でもせっかくの1日家族デートだからと早朝より早起きして向かったのは、仙台。

仙台の「宮城県美術館」でつい先日から始まった「フェルメールのラブレター展」にどうしても行きたかったのは、実は私。
前回美術館に出かけたのは、3年前の冬娘との初めての水郡線の旅でした。
今になってみれば、よくもまあ幼稚園年少の娘を連れて美術館に2人で行こうとと思ったなあと(笑)
ゆっくり落ち着いて観るには娘は幼すぎたと思うのですが、なぜか嫌な思い出がなく。
あの頃より少し大人になった娘と一緒にフェルメール(とその時代の絵画)を楽しめたらいいなあと思ってのお出かけでした。
「フェルメールの近世絵画美術に与えた影響とはなんたるか」みたいな難しいことはさっぱりわからないけど、絵の中の人たちが着ているサテンの服が本当に光り輝いて見えることに娘は驚いていました。
私は、描かれている当時のオランダの人々の生活の様子に興味津々。
使われている食材、調理器具、食器、家具・・・そういう視点で絵を見たことはありませんでしたが、それはそれでとっても楽しめました。

その後、仙台の牛たんをいつものお店で美味しくいただき、次の目的地「珈琲まめ坊」さんへ。
いつも美味しい珈琲と手作りスイーツ、のんびりゆったりした時間をすごさせていただいております。
・・・はい、お友達のお店です。
今回もいつもと同じくのんびり食後の珈琲を楽しみたいなあ、と思って出かけてきたのですが。
思いがけない出会いが!
それがonagawa fishです。
この魚の形をした木のキーホルダーは津波で壊滅的被害を受けた女川町で作られています。
魚が取れないなら作っちゃえ!という発想がスタートなのだそうですが(今は「魚がいっぱい取れるまでがんばろう」らしい)、これずっと欲しかったのです。
以前まめ坊さんに出かけたときは水揚げ(入荷)待ちだったのですが、今回出会えたので即1つつれて帰ることにしました。
女川で揚がった魚をいつかさかな家でお客様にお出しできるようになったらなあという願いも込めつつ。
onagawa fishについて、詳しくは「小さな復興プロジェクト」で。
珈琲まめ坊さんも、珈琲豆とのセットでonagawa fishを販売しています。
ご興味のある方はまめ坊さんのHPをご覧ください。

「芸術の」「行楽の」「食欲の」秋をたっぷり満喫した1日。
帰り道の車中の、娘の満足げな寝顔がとっても嬉しい1日でした。
<おまけ>
宮城県美術館の一角で行われていた、工芸物産展。
津波に流され、その後泥の中から見つかり再度磨きをかけた硯も売っていました。
思わず手で触れて、「よく頑張ったね」となでてしまいました。
左はそこで売っていた、木の箸置きとカスタネット。
材質で色が違うのが面白いですよね。
カスタネットの素材はなんとケヤキ!
こういうのを発見できるのも、旅先ならではかも。

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昨日26日(水)、福島民報「民報サロン」に3回目の私の随想(雑記)が掲載されました。
いやあ、今までで一番大変だった!
学生の時以来、実に数年(十数年??)ぶりの「徹夜」も体験しました。
 

というわけで第3回を。
 
10/26 民報サロン 第3回掲載分

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今回は何が大変だったって・・・とにかく全てで引っかかったりつまづいたりで(苦笑)
お客さんとのお話の中でサロンに関することが話題に上がることが当然増えてきているのですが、時々リクエストもあったりして(笑)
その多くは「飛騨との違いを書いてほしい」というもの。
飛騨のことを書こうと思ったら書けるけど、どういう視点で書いたらいいのかなあと思うと筆が(正確にはキーボードをたたく手が)進まず…
よく知っているからこそ、何を題材にしたらいいのかということに頭を悩ませたりして。
土・山・川・木・その他もろもろ。
飛騨と違うなあ、と思うことはそれこそいろんな瞬間にありますが、それを形にするのはなかなか大変。
さてどうしたものか、と書き始めている間にだんだんと方向性が決まり、「よしこれで書こう」とやり始めたのが、午前…3時過ぎ。
そこからは一気に書き上げたのですが、午前3時ころに書く文章ですから変なホルモンみたいなものがドドドーーーーーっと出ていて、少々暴走気味でした。

仮眠をとってからもう一回見直したら、なんとなく構成が気に入らないというかお尻がもぞもぞするというか。
例えるなら、脚が一本だけ若干短い椅子に座ったような感じで落ち着かず。
未完成ながらどこをどう直せばいいのか分からなかったのでとりあえず担当してくださっている方に丸投げし(笑)、プロの助言を得てようやく完成しました。

さて、その後タイトルを考えるわけですが。
1回目は「ホウレンソウ」、2回目は「あじごはん」
さて3回目は?となると、なかなか難しく。
こちらも担当さんに助言を求めました。
ところが、担当さんも私が最初に書いた「変なホルモン満載の文章」にやられちゃったのか(笑)、思わずクスッと笑ってしまうタイトルを考えてくださったりして。
(お世話になっている担当の方の名誉のため、タイトル候補は敢えて載せず・笑)

そんなこんなでじたばたドタバタと出来上がったものです。

嬉しいことに、今回の掲載前後にわざわざお店を訪ねてくださった方や、感想を伝えたいとお電話をくださる方がいらっしゃいました。
私の書いた稚拙な文章で、そんな反応があるということに大きな驚きと感謝の気持ちで今は胸がいっぱいです。

さて、とりあえず折り返し地点までやってきました。
後3回。懲りずにお付き合いください。

珍しく大きな写真でスタート。開店準備中のお店の玄関前の写真です。
ちなみにこの日は10月15日。何かお気づきになりませんか?
この日から、さかな家の「観察日記」が始まったのでした(笑)
何かというと・・・ こちら→
分かりますか?青いふたのところになにやらニョキッと生えているのが。
開店9年目を迎えて、この通路に謎の生命体(笑)が顔を出したのは今回が初めてです。
エリンギの仲間のようなスーッとした姿。
でも、かさの部分の形が明らかに違います。
大きさは、大人の親指くらい。娘は「親指くん」と読んでいました。
さて、これはいったいどうなるんだ?と、つい足で蹴ったり踏みつけたくなる衝動をぐっと抑えて、経過を見届けることに。
右は翌日(16日)の朝。
明らかに成長し、スマートになったのが分かります。
ずんぐりむっくりだったのが面長な感じ(どこを顔とするかが難しいところですが・笑)になりました。
親指くんは中指くんくらいまで成長。
ここまでなってくると、私たちの興味は「さて、食べられるきのこなのか」ということ。
・・・いや、実際に食べはしませんが(笑)
それにしてもどうしてここに生えたんだろう?
夏の間、ここに水をまくと涼しい風が吹き抜けるので、こまめに打ち水はしていました。
でもそれは今年に限ったことではないし。さて、どこからやってきたのかな?
なんて話をしながら、観察する私たち。
で。
今日。観察三日目の夕方。
同じ距離からだと全心臓が移せないくらいまでに成長。
軸の部分はスラリと細く延び、いよいよ傘を開きそうな雰囲気になってきました。

さあ!どうなるどうなる???

そうこうしているうちに、開店時間となりお客様を向かえ、あわただしく店の中で走り回っておりました。
すっかりこのきのこ「(旧)親指くん」のことを忘れていたわけですが、用事があって勝手口を開いた瞬間目に飛び込んできたのは!

こちらです。
・・うーん・・・食べるのは(食べないけど)ちょっとご遠慮したい色になりました。
真っ白い表面は変わらないのですが、傘の内側が真っ黒。
外側にクルンと開いているので、ちょうど帽子の縁取りのようになっています。
ひだの内側から真っ黒い水がポタッと落ちてた!とはさかな家店主の観察。
さて、いよいよこの正体が気になってきました。
とはいえ、きのこの種類を判別するのはプロでも難しいとのこと。
安易な判断は出来ませんが、まあ、食べないという前提でネットで調べてみることに。
とにかく、きのこに関しての知識は皆無なので、色や形で判断できるサイトを探しました。
見つけたのはこちら。
きのこ検索
シイタケ状の形、ひだがあり、しかも中が黒い・・・
これかな?と思ったのはササクレヒトヨタケでした。
(きのこに詳しい人、正確な名前が分かればお教え下さい)
なんと食用になるみたい(笑)
とはいえ、やはり食べる気にはならず、今後も観察を続ける予定です。
いつまで元気でいるかな。

・・・なお、先ほど紹介した「きのこ検索」は気軽にきのこの種類や性質を調べることが出来ますが、実際に山に入ってきのこを収穫した際、素人判断は大変危険です。
先ほどのサイトで「食用」と判断し食べるのはやめましょうね。

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本日、福島民報「民報サロン」に私の第2回随想(雑記)が掲載されました。

前回のタイトルが「ホウレンソウ」。

その後、お客様から「次は何?」「きゅうり?」「サツマイモかな?」「カボチャも良いよね?」と、なんだか「季節の野菜の調理法」シリーズのような感じの予想が並びました。

…ホウレンソウの旬自体夏の終わり(もしくは秋の初め)ではないような…とは思いながら、お客様の反応が嬉しく会話が弾みました。

 

というわけで、第2回です。

10/5 民報サロン第2回掲載分

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前回こちらで第1回掲載分をご紹介させていただいた時、「裏話」を添えたら思いのほか反響がありました(笑)

というわけで、今回も裏話を。

実は今回は、稲刈り・稲扱きシーズンだということもあってそれにまつわる話を書こうということが随分前から頭にありました。

ところが、原稿を書き始めようとした時がまさに台風が直撃した直後でした。

矢祭町内でも田んぼが水につかったところがあり、そんな中で筆を進める気になれず困りました。

でも、頭の中にはいつも震災・原発事故、それに奥会津の水害のことが浮かんでいて、そんな人たちにも懐かしい風景を思い出してほしいと選んだ題材。

それを、台風の被で書けないっていうのはおかしいなあ、と思いながら自分の思い出をグッと深く思い出してようやくかけました。

とりあえず一安心。

 

まあ、今回もハプニングがありました。

民報の担当支局の方に、割と早く原稿をお送りしたと思ったいたのに、数日後帰ってきたメールには「原稿が添付されていません」と(苦笑)。

内容はともかく、原稿作成の過程でネタ満載です。

 

ひとつだけ内容を訂正しておこうと思います。

最後の方「家族総出でやった」のは私たちではなく、たまたま近くの田んぼでの様子を見て思い出した、というのが正しいです。

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夏の初め、ふくしま手ぬぐいをお買い上げくださったお客様から、びっくりするくらい素敵なプレゼントが届きました。

素敵過ぎて、簡単にはご紹介したくないくらい!!(笑)
こう、引っ張りに引っ張って、「んもぉーーーー、良いから早く見せてみろ!!」といわれるほどまで、紹介したくないくらい(笑)

でも、「やっぱり(やっぱり?)性格悪いんだね」と言われたくないので、ご紹介します。

こちら

↓↓↓

(もう少しもったいぶってみる)

後姿でゴメンナサイ。
さかな家店主にぴったりのダボシャツです。
ダボシャツって?という方もいらっしゃるでしょう。実は私も。
ダボシャツとは・・・八部袖の襟なしシャツ。祭り衣装などに用いられる。
・・・とのこと。
ふくしま手ぬぐいを使って作った、完全オーダーメイドのダボシャツ。
実はこちらのお客様は、現在横浜にお住まいなのですが私(さかな家女将)と同郷の方。
しかも、私の同級生の叔父さんです。
「福島を盛り上げよう!応援してます」とこちらを作ってくださったのでした。
本当は前も見ていただきたいのです。
が、仕事中のさかな家店主を捕まえてモデルを(かなり無理やり)お願いし、「顔だけは(載せないで)!」という条件付だったので今回は断念。

柄の出し方もとっても素敵で何といっても涼しげ。
お送りくださったお客様が、「来夏、ねじり鉢巻に股引をはいてぜひ」とメールをくださいました。

来年の天王祭、さかな家店主はこれで丸安前の出店をやるそうです。
前の胸ポケットのところには、ちょうど「やまつり さかな家」と染め抜かれた部分が。
ここがさかな家店主が一番気に入ったポイントのようです。
とても嬉しかったので、この手ぬぐいをデザインしてくれた友人(伊藤由希子さん)にも連絡し、画像を見てもらいました。

「すごいなぁ。柄がシンメトリーになってる」。

そう!こちらのシャツ、柄が完全に左右対称になっているのです。
「ふくしま手ぬぐい」は注染で作られているので、柄は裏まで染め抜かれています。
手ぬぐいの裏(になる部分)も使っているから、こんな風なデザインが出来るわけです。
実はこちら、江戸の火消しや地元の職人さんたちに愛用される足袋屋さんが製作されたものなんだそう。
職人技で柄をあわせたシャツを作っていらっしゃるのだそうです。

こんなすばらしいものを、夏までたんすで保管しておくのはもったいない!とさかな家店主はお店の玄関に飾りました。
普通のハンガーでは格好悪い!とわざわざ私の着物用のハンガーを持ち出して飾りました。
玄関が一気に粋な雰囲気になりました。
しばらく飾って、お客様に見ていただこうと思います。

Oさん、本当にありがとうございました!

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連休中はどこにもお出かけできなかった私たち。
シルバーウイークということに気付かなかったことは、娘にとってはラッキーだったかもしれません。
毎回連休の時は、ちくんと胸が痛みます。
今回は最初の3連休にはお休みを戴き、さかな家店主の母方の祖母の米寿のお祝いをしました。
娘は初めて勢ぞろいしたまたいとこたちと走り回ったり絵を描いたり。
楽しい時間を過ごせたようです。
後半の連休はお手伝いが中心になってしまいました。
最終日、お友達から電話があり我が家(お店)で遊ぶことに。
いつも一緒に遊ぶそのお友達がくると、よくやるのが「お茶会」。
おままごとの延長でおやつを外で食べるというただそれだけなのですが、空き瓶を入れるプラスチックのケースや段ボールなどを使ってテーブルやいすを作ったりしています。
以前はそれこそ「座れればいい、食べられればいい」という感じでしたが、大きくなってくるにつれ徐々に細かなところまでこだわるようになりました。
今回は、テーブルクロス代わりに小菊模様の手ぬぐいを敷き、それが吹き飛ばないように四隅に置いた空き瓶には自分達で積んできた野の花を生けていました。
真ん中の白い瓶、実はお客様がお伊勢参りをしたときに宮司さんから頂いたというお神酒が入っていた小瓶。
どこからか見つけてきた季節外れのタンポポを生けていました。
おやつはその時お店にあるものなので、スナック菓子だったりおまんじゅうだったりいろいろ。
普通のおやつが「お茶会」となると特別なものに変わるようで、娘もお友達も毎回楽しそうに準備をしています。
私は私で、大好きな「赤毛のアン」のワンシーンを思い起こしてしまい、さすがに特別なティーセットを用意したりはしないものの(笑)、その場を楽しんでいます。
「次は、お菓子を自分たちで作りたい~!」とは二人の言葉。
いよいよ本格的なお茶会になりそうな雰囲気(笑)
さて、どうなりますか。

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世の中がシルバーウイークだと知ったのは、昨日のこと(笑)
カレンダー通りの休みがほとんどない私は、「いやあ、3連休が2回もあるなんてすごいなあ」と思った程度。
シルバーウイークは忙しい日もそうじゃない日もありながら、なんとなくのんびり過ごせたような気がします。
仕事が忙しい時でも、周りを見渡す余裕があったというか。

と、いうわけで少し近況報告をば。
これは、連休中にいらっしゃったお子さん向けの一皿。
・エビフライ タルタルソース
・高根コーンのポタージュ
・那須どり塩麹漬のグリル
・おさつちっぷ

これに茶碗蒸しがついたり、土鍋の炊き込みご飯がついたり、おにぎりだったり。
(この日は、高根コーンと海老の炊き込みご飯でした)

以前も書いたことがあるのですが、お子さん向けの料理はさかな家店主が献立に一番頭を悩ませる料理です。
さかな家らしさも出したいし、でもお子さんに食べていただけなかったら意味がないし。
一番食べてもらいやすい料理は、実はわかってるんです。
ハンバーグ、エビフライ、鳥の唐揚げ、玉子焼。
それにスパゲティをつけて、カップのデザートなんてつければベスト。
…そう、いわゆるお子様ランチ。
以前、どこもかしこも同じでは食べる楽しみがないだろう、と独自の献立(和風お子様ランチ的なもの)を考えてお出ししたことがあったのですが、子どもたちの反応は想像以上に悪く(汗)
じゃあ、いわゆる「お子様ランチ」をベースに、工夫してみようということになり、ハンバーグソースに野菜を混ぜたり、カニ身を入れた玉子焼にしたりしたのですが、どれも不発。

打ちひしがれるさかな家店主に、その時のお客様が更にダメ押しで
「冷凍(食品)のが一番喜ぶので、それにしてもらった方が良かったかな。
まあ、変な小細工をしないで、ごく普通に出してもらってもよかったんだけど。」と一言。
その時のさかな家店主のショックの大きさったら、ありませんでした。

でも。
違う、それは違うよ〜!!!!!
子どもの頃、確かに「おいしくない」と感じるものはあります。
苦みや酸味のあるものなど、私も苦手だなあと感じた覚えがあります。
いろんな味に触れて、それぞれの味を知って、っていうのは結構大切なことなんじゃないかなあ。
世の中には美味しいものがまだまだたくさんあるんだよ、という(料理屋としての)願いも込めるのですがなかなか難しいです。

ちなみにこの料理を出したお子さんは綺麗に食べてくれました。

…ほっ。

これからも、「お子様料理」の試行錯誤は続くでしょう。
さかな家にいらしたお子さんが、ここで新たな美味しさに出会っていただけるような、「これも食べてみようかな」と思っていただけるような一品が考えられたら嬉しいです。

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さかな家
〒963-5118
福島県東白川郡矢祭町東舘桃木町33-7
Tel : 050-3455-4000
Fax: 0247-46-3802
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